2017 / 10
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ところで「小さなひなげしのように」だがあまり一般的には知られていないシャンソンではないか。

この曲を知ったのは大学生の時で多分1966年ごろだと思う。油絵科の同級生の斉藤君がすごくいいシャンソンを見つけたと僕に教えてくれた。そしてたちまちのうちにその歌詞とメロディーに惹かれてしまった。

特に「薄着なので透けて見える、胸のあたり、匂うような・・・」に一番反応したに違いない。今でもカザンは相当なロマンチストではないかと思うが、花畑の中で彼女と抱き合うシーンを想像するだけでグッと来てしまいました。

女性だってそういう光景に憧れますよね・・・

それはともかく、その頃はまだ赤いひなげし畑を見たことが無かったのだが、フランスやイギリスで一面のひなげし畑に遭遇するとすぐにこの曲が浮かんでくる。

ところでギャラリー及びパンは「軽井沢ソナタ」だがこれからシャンソン活動を続けていくにあたって、シャンソンの会の名前をつけようかと思う。「小さなひなげしのように」は僕にとっての思い出の曲なので「シャンソニエ・アマポーラ」はどうかなと思う。フランス語だとひなげしは「コクリコ」だが「アマポーラ」はスペイン語でひなげしのこと。フランス語とスペイン語が混ざって変な感じかもしれないので迷うところだが、語感がアマポーラのほうが良いように思われる。

いつもの事ながらフランス語と日本語の歌詞には必ずギャップがあるものだか先日の訳詩はとても良く出来ていると思う。
歌うためでなく原詩のおおよその意味を訳してみよう。


忘れな草とバラは何かしら意味がある花だけれど、
ひなげしだけを好きというのはばかげているのではない?

確かに君の言う通りかもしれない。でも僕が話せば君もその理由が分かるだろうよ。
最初に彼女を見たとき彼女は夏の光の小麦畑の中で肌けた姿で眠っていた。
そして白いブラウスの胸元に彼女の鼓動が波打ち、
優しげな陽の中でまるで小さなひなげしの花のように彼女は息づいていた。

そのかわいい娘を思い出して君の目が輝いているの訳を知りたいね。
だってひなげしのせいだとしても普通の輝きかたではないもの。

確かに君の言うとおりだろう。だけどね、僕が彼女を抱き寄せた時、
彼女は優しい微笑で僕に答え、その後はもう言葉は必要なかった。
夏の輝く光の中で僕たちは長いこと愛し合った。
そして彼女のハートの上に何度もキスをして、
キスしたところには小さなひなげしのような花があった。

それだけなら普通の恋物語で、君のすすり泣きにも
君のひなげしへの情熱にも値しないよ。

まあ最後までお聞きよ!そうすれば分かるから。
彼女の好きでない男が娘に言い寄った。
翌朝僕が彼女を見たとき彼女は肌けて眠っていた。
夏の光の中の小麦畑の真ん中で、
白いブラウスのちょうど心臓の上に小さなひなげしのような
三つの血のしみがあった。本当に小さなひなげしのような!

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以上だが、こういう詩には自分のハートが反応するのだけれど
演歌の世界はどうも苦手と言うかピンと来ない。
それにどの曲を聴いてもほとんど同じに聞こえるのだ。



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Kazan

Author:Kazan

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宇藤華山(カザン)
東京芸術大学及び同大学院卒業 フランス政府留学生としてパリ高等美術学校で学ぶ。シャンソン歌詞の翻訳をしながらシャンソンを歌う。

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宇藤カザンのホームページ

英国の庭園とコッツウォルズ、フランス花景色、水彩画作品を紹介。

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