2017 / 11
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ボルドーの学生寮にはメキシコ、グアテマラなどの中南米、南イエメン、アラブ首長国連邦などの中東諸国、韓国、日本などの学生が多く居たがラテン・アメリカ系は明るく喜怒哀楽がはっきりしていて分かりやすく、アラブ系は何を考えているか良く分からないと言うか、価値観が相当違うという感じがした。たった一人だけ韓国の女性がいたが、なぜ1人かと言うとフランス政府の給費留学生枠が日本に比べると当時はすごく少なく、従って試験に受かるためには非常に優秀でなければならないのだが、彼女は日本と韓国への待遇の差に不条理さを感じていたし、何よりも反日教育で育っていたので日本人を相当警戒していたようだ。

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その彼女に芸大の楽理科の小林緑さんは根気良く話したりしながら少しずつわだかまりを解いて行ったようで、だんだん仲良くなり、日本人も韓国人もそれほど変わらないと思うようになったようだ。根底には儒教思想があるし、韓国人はやはり日本人に一番近いのではないかと思うが、中国人とは考え方にかなりの隔たりを感じることがある。

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それに比べるとフランスを知るための色々な情報は以前からあったから、あまり不可解に思うことがない。多分フランス映画やアメリカのTVドラマなどで無意識のうちに欧米の価値観に洗脳されて来ていたのだろう。小学生の頃はアメリカのホームドラマとか西部劇をテレビで良く見たし、アメリカ人のリッチな家庭は憧れであり、彼らの生活習慣も自然に学んでいたのだろうが、インドやアラブ、アフリカのドラマなどは全く放送されず、韓国のドラマだってごく最近になってテレビで観られるようになったばかりだから、欧米以外の地域の人の価値観をほとんど分かっていなくても止むを得なかっただろう。世界は広く全てを知ることは出来ないから、興味を感じた国だけでも知ろうとすればそれでよいと思うけれど。

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フランスが世界中の国からの留学生を受け入れているということはフランスは開かれた国であり、自国の良さを知ってもらいたく、フランス語を世界的に普及させたいという政府の基本的な姿勢があり、異国の文化が自分の国の文化や芸術を刺激し、多様な様式を生み出し、今でも変革し続けているからこそヨーロッパ文化の中心的地位を保っているのではないかと思います。


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Kazan

Author:Kazan

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宇藤華山(カザン)
東京芸術大学及び同大学院卒業 フランス政府留学生としてパリ高等美術学校で学ぶ。シャンソン歌詞の翻訳をしながらシャンソンを歌う。

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