2017 / 06
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当然のことながら語学研修の生徒にはフランス人はいなくてフランス人は先生だけ、寮にもフランス人はいなく、海外の留学生ばかりなので各国の訛りのあるフランス語を聞くことになる。もっとちゃんとしたフランス語を聞きたい!と思っても寮にはテレビもラジオもない。分からない語学研修は切り上げて早くパリに行きたい!と思ってもそうは行かない。

日本人のフランス語は当然日本語の訛りがあることになるのだが、個人差が大きく、かなりきれいなフランス語を話す日本人もいる。僕の考えでは日本人は他の国の人よりもきれいなフランス語を話すことが出来る可能性はあると思う。それは日本語が割りにニュートラルな発音でイントネーションの抑揚が少ない、つまりあまり癖がない言語なので、フランス語の日本語にない発音を習得さえすればきれいなフランス語を話すことが可能であると言えよう。

とはいえフランス語の母音、半母音、鼻母音、Rの発音などはなかなか難しいから、フランス語を習うなら発音のクラスの授業を受けることをお勧めします。僕もアテネ・フランセで発音のクラスの授業を受けたのは良かったと思っている。

ラテン・アメリカの生徒たちは上達は早いが、言語が近すぎるのでどうしてもスペイン語の癖が抜けず、queはフランス語ではクと発音するが彼らはケと発音してしまう。イントネーションもスペイン語そのものと言う感じできれいなフランス語とは言えない。ラテン・アメリカ人のスペイン語はスペイン人よりもイントネーションがきついですね。

アメリカ人の英語訛りのフランス語もいただけない。巻き舌だし英語のイントネーションがなかなか抜けないようで、中国人のフランス語も同じことが言えるが、個人差が大きく、またフランス人でも南部と北部とパリではだいぶ発音が違う。

一番フランス語の発音が美しい地域はロワール地方とされているが、それは多分スペイン語、イタリア語、ドイツ語、フラマン語、英語圏から遠い距離にあり、たくさんの城があったりして文化水準が高かったからでしょう。
それではパリの発音はというと、パリジャンは早口で、下町っ子的なべらんめえ調の発音だと言われるが、国際都市なのでなんでもありです。

ジャン・アレジと結婚した後藤久美子が見事なイタリア訛りのフランス語を話していましたが、フランスの地方で年寄りは訛りの強いフランス語を話しても、若い人は標準的なフランス語を話す。それはなんと言ってもテレビの影響で、テレビのフランス語が全国共通のフランス語の発音になるわけです。
去年フランス語圏のスイスの山奥の小さな村に行った時、みんなきれいなフランス語を話しているのが意外だったが、テレビではフランスの放送局のニュースや番組を流していたから、パリジャンと同じ番組を見ているということが分かり納得しました。日本でも地方の若い人は標準語も地方の言葉も両方話せるのが普通でしょう。

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今日の音楽はカントルーブの「オーヴェルニュ歌」から「バイレロ」です。

Baïlèro from Canteloube's Chants d'Auvergne

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【】
バイレロ「羊飼いの歌」
本当に美しい歌ですね。民謡を歌曲にしたような。
映像・曲ともにまるでケルト的。地理的にはブルゴーニュに近いのでしょうか。
オーヴェルニュ歌、全曲聴いてみたくなりました。CDレンタルあるかどうか明日探してきます。
【】
オーヴェルニュ地方はブルゴーニュ地方の南に接する地域で中心地はクレルモンフェラン。タイヤのミシュラン、ミネラル・ウォーターのヴォルヴィックで有名です。
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Kazan

Author:Kazan

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宇藤華山(カザン)
東京芸術大学及び同大学院卒業 フランス政府留学生としてパリ高等美術学校で学ぶ。シャンソン歌詞の翻訳をしながらシャンソンを歌う。

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宇藤カザンのホームページ

英国の庭園とコッツウォルズ、フランス花景色、水彩画作品を紹介。

http://utokazan.jp

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