2017 / 11
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昨日アメリカ人にオバマは演説がうまく、原稿を見ていないようだからすごい!日本の政治家は下を向いて原稿を読むことが多いと言ったら、そんなことはない、よく左右を向くからプロンプターがあるだろうと言った。うーん、そうかー!それはあり得るなと思った。

プロンプターといえば普通はオペラのとき歌手に歌や台詞の出だしのところを直前に知らせる人のことで、歌舞伎の黒子のような存在だと思うが、何しろオペラは長丁場だし、練習のときは覚えたつもりでも舞台に出れば突然歌詞を忘れないとは限らないし、出だしを失敗したら音楽や舞台の流れは完全に狂うからプロンプターが前もって教えてくれなければ不安が消えないでしょう。母国語ならまだしも外国語だったらさらに不安が募ります。歌手としては曲の頭のフレーズさえもらえれば後は何とかなるし、たとえ間違えてもそれほど気付かれずに済むでしょう。プロンプターの声が客席に届かないのなら何の問題もないが、あまり小さい声では歌手に聞こえないし、大きければ聴衆には耳障りになる。

演説の場合はもちろん黒子がささやくわけではなくて、スクリーンに文字が映し出され、それにチラッと目をやりながら話すと言うことなのだと思うが、何も完全に暗記している必要もないし、不要な失言もしなくても済むのでいいことだと思うが、要はいかにプロンプターの存在を悟られないようにする、あるいは忘れさせるような演技力の問題でしょう。

今回のカザンのコンサートも暗譜ではとても無理で、譜面を見ながらです。イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語の歌が混ざっているのでとても全部は覚えきれないし、歌いだしのタイミングが難しい曲もある。若い頃だったら自然に覚えてしまうものでも年齢とともに暗譜が苦手になってくるのは致し方ない。

僕の場合小さい頃から音楽をしていたわけではないので、楽譜を見て反射的にその音に手が行くというのは羨ましくもあります。でも考えてみるとピアノの鍵盤だって88鍵しかないし、楽譜だって上下でたった10線しかないから、小さいときから訓練すれば出来て当たり前なのかも知れないが、同時に5つぐらいの和音を聴き取る聴音の能力はやはりすごいなと思いますね。

人が訓練をして能力を向上させるということは素晴らしいと思うのです。音楽や絵画は奥が深く最終の到達点がないから、難しくもありやりがいがあります。ある地点まで到達するとその先が更に見えてくるのは、どうしても技術が追いつくには時間がかかるということでしょう。また技術を追求していくうちに新しい物が見えてくるということもあります。

今日の音楽は昨日コメントをいただいたshizukaさんがオンブラ・マイ・フよりの好きというヘンデルの「私を泣かせたまえ」を映画「カストラート」から

Farinelli - Lascia ch'io Pianga

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バロック時代に一世を風靡したカストラートのファリネッリ

【】
「私を泣かせたまえ」はヘイリーも歌っていて、私も好きな曲のひとつです。ブログの歌手はカウンターテナーと思いますが、まるで中世に実在したカストラートのようなソプラノに近い感じがします。カストラートは実際に聞いたことはないのですが。
【】
カストラートは現在は存在しませんので、映画はソプラノのチェチーリア・バルトリが歌っているはずです。
カウンター・テナーは髭面の男が女性の声で歌うギャップが不思議な感じがするときがあります。
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Kazan

Author:Kazan

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宇藤華山(カザン)
東京芸術大学及び同大学院卒業 フランス政府留学生としてパリ高等美術学校で学ぶ。シャンソン歌詞の翻訳をしながらシャンソンを歌う。

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宇藤カザンのホームページ

英国の庭園とコッツウォルズ、フランス花景色、水彩画作品を紹介。

http://utokazan.jp

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