2017 / 10
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オバマ大統領は本当に演説が上手ですね。同じ内容だってもしほとんど下を向いて原稿を読み上げていたら人の心を打つことが出来るでしょうか?オバマ大統領は声量があるし声に張りがあるから歌を歌ったら上手だろうなと思います。聞いている人が乗せられるのは英語のイントネーションやシラブルのリズム感の心地よさにもあると思うのですが、彼のゆったりとした明快な発音はオペラのレチタティーヴォ(叙唱・・・オペラの歌うように発声する台詞)のような響きさえあると思うのです。人々を勇気付け引っ張っていくためには言葉を聞く人の心に響かせなくてはならないと思うが、オバマは政治家の最も大事な資質を備えているのでしょう。演説の上手な政治家は過去にもたくさんいました、というより欧米では演説が上手でなかったら政治家になれないのではないかと思うのですが、ヒットラーなどは自分の演説に酔い、その高揚感で人々を扇動できたのでしょうね。フランスではミッテラン大統領が明瞭な発音と分かりやすいフレーズでオバマ大統領に通じるような演説の力強さがあったと思います。ラテン民族はもともとおしゃべり好きで言葉を発しなければ何も伝わらないと徹底して思っているし、政治家になるためには論戦で勝てる力が必要とされるので、練磨されて成り上がった政治家は当然演説が上手ということになるのでしょう。

それぞれの国民性の違いというのはあるでしょうが、日本との一番大きな差は教育の基本の違いだと思うのです。例えばフランスなどでは確か小学校のときから哲学の授業があったと思うのです。哲学と言うのは物事の本質を究めることですが、それを言葉に置き換えることが出来なければ人には伝わりません。こういう作業を小さい頃からしていれば、作文の訓練になり、自分の思考が蓄積され、大人になった時にスムーズに自分の考えを述べることが出来るようになるのではないかと思うのです。
日本と欧米では算数や理科は差がないか、むしろ日本の方が勝っているのではないかと思うのですが、自分なりの考えを持って、文章に出来る能力は大変な差があると思うのです。哲学の授業で良い点を取るには平凡なことを言ってはだめで、個性的な際立つ説得力が必要です。

日本の少年や少女がすぐに切れてしまうのは日本の刺激的な社会のストレスのせいもあると思うのですが、言葉で表現することが苦手な子供が多いという部分もあるように思います。言葉で発せないから内に感情やわだかまりがこもり、飽和状態になって爆発するのではないでしょうか?フランスの子供たちの喧嘩は言葉で激しくやりあいますが終わればけろっとして根に残らなく、陰湿ないじめや殺傷事件は少ないようですが、それはラテン気質の特徴であって、同じヨーロッパ人でもイギリスではもう少し湿っているように感じます。
それは天候のせいもあるでしょうね。南に行けば行くほど楽天的になるのは、温暖な気候ならば衣食住はどれも楽だし、北では長く暗い寒い冬を耐えなければならないのでそれほど楽天的にはなれないのは無理からぬ事で、同じフランス人でも北では南の人はいい加減なこと、うそばかり言うと話していました。

話が逸れましたが、日本の政治家は地獄だと言われないためにはまず第一に哲学を持つこと、分かりやすい心に響く演説をすること、どこでもいいから最低2年は海外で生活し、国際感覚と語学を身に付けて欲しいな。

オンブラ・マイ・フ レチタティーヴォとアリアの例

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オンブラはイタリア語で影を指します。「懐かしい木陰」あるいは「やすらぎの木陰」とも訳されるようですが、直訳すれば「今までになかった陰」となるようです。ヘンデルのオペラ「セルセ」の中で、ペルシャ王が庭園を散歩しながらプラタナスの木陰で歌うカウンターテナーの曲です。

レチタティーヴォ

私の好きなスズカケの木の
柔らかく美しい葉よ、
運命はお前達に輝いている。
雷鳴や稲妻や嵐が
決してお前達の平安を乱すことなく、
貪欲な南風もお前達を冒涜することの 無いように。

アリア

Ombra mai fu di vegetabile, 樹木のしたで、これほど
cara ed amabile, soave piu. いとしく愛すべく快いものは無かった。

キャスリーン・バトルのオンブラ・マイ・フ

【オンブラマイフ】
私を泣かせたまえ。。の次に好きな歌曲です。カザン先生も歌われるのでしょうか。。
【】
今回オンブラ・マイ・フを歌う予定です。レチタティーヴォのところが好きなのでそこから。私を泣かせたまえは高い音があるし、女性の曲のような感じですから歌いません。カウンターテナーでは無理なので普通の声で歌いますが、ドイツの歌曲とは音色が違うのでそこが面白くも難しくもあるところです。
【】
今晩は。
オンブラマイフ、随分昔に(20年近くなるのかなぁ)何かのCMに使われて、一世風靡いたしませんでしたか??
【】
日本に居なかったので見たことはないのですが、キャスリン・バトルがウィスキーのCMで歌ったようですね。
それらしい画像がありましたのでブログの方に添付しておきます。
【】
オンブラ・マイフは高校の音楽の授業のときドイツ語で歌っていました。意味はわかりませんでしたが。
懐かしいです。今でも、下手ですが歌えます。

【】
オンブラ・マイ・フはイタリア語なので、高校生のときも多分イタリア語だったと思います。ヘンデルはドイツ人ですが、イギリスで活躍してイタリア語のオペラを書いたと言うことになりますね。
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Kazan

Author:Kazan

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宇藤華山(カザン)
東京芸術大学及び同大学院卒業 フランス政府留学生としてパリ高等美術学校で学ぶ。シャンソン歌詞の翻訳をしながらシャンソンを歌う。

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宇藤カザンのホームページ

英国の庭園とコッツウォルズ、フランス花景色、水彩画作品を紹介。

http://utokazan.jp

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