2017 / 08
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イギリスで一番有名な茅葺屋根の家はシェークスピアの妻のアン・ハザウェイのコテージかも知れない。シェークスピアの生家から少し離れているけれど観光客が絶えない。

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この家は茅の葺き替え中で古い茅葺の屋根に新しい茅を上乗せしているので厚みが増す。冬暖かく、夏涼しそう!

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材料の茅の束と抑えるための割枝。

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ハンマー、レガット、鎌、櫛などの道具。

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屋根の下方の軒から茅の束を重ねて行く。束を柳の細枝やハシバミの割枝を使って押さえて桟に固定しつつ、次第に上方へと重ねて行き、次にレガットで叩いて茅を詰め、固めながら屋根の形に整える。

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屋根のリッジ(屋根の尾根)は茅をハシバミの長い割枝で押さえ、ハシバミを折曲げたステープルで固定する。

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ハサミでリッジの模様をカットするが、この装飾的模様は「コーン・ドリー」と呼ばれ、サッチャー(茅葺職人)によって模様が異なる。かつてはコーン・ドリーは悪霊を撃退し、豊作をもたらすと信じられていた。茅葺きが終わったら最近では金網で屋根全体を覆うが、これは鳥が藁を抜いたり、屋根の中に巣を作ったりしないようにするためである。

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以上はイギリスの一般的な茅葺屋根の作り方だが、フランスのノルマンディー地方のリッジはちょっと違う。リッジには模様がなくなにやら植物が載っているではないか。

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良く見るとなんと屋根でジャーマンアイリスが咲いている。

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ノルマンディーにもかなり多くの茅葺屋根(フランス語ではショウミエールと呼ぶ)が残っているが、どのショウミエールにもジャーマンアイリスが載っている。なぜかと聞いたら、ジャーマンアイリスの根が茅をしっかり留めるからだという。なるほどね。ジャーマンアイリスは日当たりの良い乾燥している場所を好むから屋根の上は理想郷なのかも知れない。

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こちらの屋根にはなにやらレリーフが、、、ちょっと遊んでみたのかな?

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再びイギリスのコッツウォルズ地方に戻って、スタントンの新しく葺き替えたばかりの屋根です。屋根の上には藁で編んだオーナメントが、、、この家はキツネですが、キジも多く見受けられる。その次に多いのは猫、孔雀、ガチョウなどです。

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[イギリスの茅の葺き替え作業の様子はこちら]

[イギリスの教会の屋根の補修作業の模様です]

[日本の茅葺屋根・合掌造り]


【藁葺き屋根】
おはようございます。
わらぶき屋根はヨーロッパでポピュラーなんですね。
屋根の上でアイリスが育っていますが根っこはどんな状態なんでしょう。。屋根を破って家の中に入り込むことはないのでしょうか。。。木の根の力ってすごいですよね。コンクリートをもちあげるし、パイプの中に入ったり。これは大事です。
屋根の上のオーナメントいろいろな動物があってかわいいです。こちらでは屋根の上にフクロウを乗せると鳥がこないということで随分多くの家で屋根の上にフクロウが乗っかっています。家はフクロウを乗せていないので鳥が屋根の上で突っついている音が聞こえます。
【藁葺き屋根(2)】
またまたコメントしてしまいます。
藁葺き屋根だと火事の心配ないのですか?余計な事ですが。
文化財を保つのは大変な事ですね。
何百年も保たれた文化財はこの先もずっと健在で私たちの心を豊かにしてくれますね。
【】
アイリスの根はそれほど長くはなりませんし、茅はかなりの厚みがあるから大丈夫です。
根の力は確かにすごいからイギリスでは桜の木は家から離して植えます。
フクロウのオーナメントが屋根に載っているのはまだ見たことがありませんが、フランスでは人気がある鳥ですね。
イギリスはカリフォルニアほどは乾燥していないし、壁や床は石ですから茅葺だから火事になりやすいということはないでしょう。
茅葺屋根の家は不動産価値が高いのでお金がかかっても維持するようです。
【】
ヘー、屋根のridgeに植物を植えるとは、しかもジャーマン・アイリスだなんて! こんなの初めて見ます。考えつく人ガすごいですね。 成る程ジャーマンは根は浅く横に張りますね。それに繁殖力も旺盛で、ドライな環境を好みますね。 レリーフのある屋根も美しいですね。オーナメントの狐も面白い。日本なら台風で吹き飛ばされるかもですが、多分大風なんか吹かない地方なのでしょうねー。 それにしても、こんな大変な仕事を極少人数でやっているんですね。
何とも長閑な風景ですね。こんな家に住んでいる人はきっと穏やかでしょうねー。 温かみがありますねー。
素晴らしい数々の作品をありがとうございました!
【】
日本では村の人総出で一気にやりますね。イギリスでは一ヶ月はかかるでしょう。雨も少ないし、職人は良く休むし、、、気が長くないと生活できない国です。
【】
こんにちは。

素晴らしい技術と伝統ですね。
それにしても写真の管理と選択に驚嘆します。

フランスの屋根に乗っているアイリスと同じようなのを、江戸時代に建てられた茨城県の西山荘(徳川光圀の隠居所)でみました。(火事で焼失したので再建)
屋根の上にあやめらしいものが咲いていました。~ネットで調べたら往事も咲いていたいちはつ、とあります。~
妙な光景だったのでよく覚えています。

どちらが先だったのでしょうか?
【】
以前ノルマンディー地方に半年住んでいたのですが、ノルマンディーには割りに多く茅葺屋根の家があり、壁はコロンバージュといって木組みが表面に見えるタイプがほとんどです。屋根には必ずアイリスが載っていましたが、フランスの他の地方にも茅葺屋根の家はあってもアイリスは載っていません。

日本とフランスとどちらのアイリスが先かは分かりませんが偶然ではないでしょうか。
ジャーマンアイリスは極めて乾燥を好み、いちはつは水分が必要なのでは?と思うのですが一度雨が降ると結構藁は保湿性があるのかも知れませんね。

古くなったり北側の屋根にはコケが生えやすく、そうすると鳥が種を運び色々な植物が育つ環境が出来てしまいますので石の屋根よりは管理に気を使うでしょう。
【】
茅葺屋根 Ⅱ、ありがとうございます。
茅葺屋根はほんとうに芸術作品ですね。
職人さんは、後継者を絶やさないようにしなくてはいけません。
それにしても、リッジの模様をカットする技はまさに職人技ですね。

イギリスのきっちりした美しい屋根もすばらしいですが、屋根の上にジャーマンアイリスが植えてあるフランスの茅葺屋根は、なんだかのどかそうですてきです。
わたしも日本のもので見たことがあるような気がします。

動物のオーナメントもとてもかわいいですね。
知らないで見たら、絶対キツネやネコが歩いているのかと思います。
これもなにかのお守りなのでしょうか。
【】
オーナメントはお守りというより遊び心のようです。1600年代後半にアイルランドで始まったようで、キツネとキジが最もポピュラーで他には孔雀、豚、魚、竜、飛行機などもあるようです。

キツネは鳥避けになるかも知れませんね。オンフルールの教会の広場に面した家の屋根で猫のオーナメントを見ました。
【】
一番終わりの“お愛想”のところに、またまた可愛らしい鳥さんの一家が留まっているではありませんか。ブログをいったりきたりしている内に、新しく目に入ってきました。
私共の家も大屋根で、リッジには銅の帯がかけあります。こんな可愛らしい鳥が来てくれるなら良いのですが、何時も遊んでいるのはカラスです。柿をくわえて留まっていたり、時にはカネのハンガーをくわえていることもあります。
【】
イギリスやフランスの鳥は歌がすごく上手です。特にナイチンゲールはプリマドンナで、カラスを小さくしたようなブラックバードも人気のテノール歌手のよう。白と黒の悪役の鳥もいます。
【いつか】
 素敵な写真みせていただいています。

 いつかイギリスに、いきたいです。


【】
イギリスに行かれるならロンドンよりもカントリーサイドが良いですよ。季節は6月がベストです。
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Kazan

Author:Kazan

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宇藤華山(カザン)
東京芸術大学及び同大学院卒業 フランス政府留学生としてパリ高等美術学校で学ぶ。シャンソン歌詞の翻訳をしながらシャンソンを歌う。

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