2017 / 06
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アンリ・サルヴァドール Henri Salvador の「シラキューズ」 "Syracuse" です。

シラキューズとはシシリア島のシラクーサの事で古代ローマ遺跡がある。シシリア島はセリヌンテ、アグリジェント、シラクサの遺跡を見るために1972年に一周した。

歌詞の中に出てくる他の場所で行った事があるのはヴェローナとパリと富士山であり、「ヴェローナの恋人たち」とは「ロミオとジュリエット」の事です。"Pays du matin calme" 「静かな朝の国」とは朝鮮の別名で、日本の別名は "Pays du soleil levant" 「日の出ずる国」です。

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Syracuse  Henri Salvador  シラキューズ  アンリ・サルヴァドール

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Syracuse  シラキューズ       《宇藤カザン訳》

J'aimerais tant voir Syracuse
L'île de Pâques et Kairouan
Et les grands oiseaux qui s'amusent
A glisser l'aile sous le vent

僕はシラクサを是非とも見たい
イースター島とケロアンを
そして風に乗って滑空を楽しむ
大きな鳥たちを

Voir les jardins de Babylone
Et le palais du grand Lama
Rêver des amants de Vérone
Au sommet du Fuji-Yama

バビロンの庭園と
偉大なダライ・ラマの宮殿を見たい
富士山の頂上で
ヴェローナの恋人たちの想いにふけりたい

Voir le pays du matin calme
Aller pêcher au cormoran
Et m'enivrer de vin de palme
En écoutant chanter le vent

朝鮮に行って
鵜飼いをしたい
風のささやきを聞きながら
椰子酒に酔い痴れたい

Avant que ma jeunesse s'use
Et que mes printemps soient partis
J'aimerais tant voir Syracuse
Pour m'en souvenir à Paris

僕の若さが擦り切れる前に
僕の青春が去ってしまう前に
僕はシラクサを是非とも見たい
パリで想い出すために

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2006年に別のブログで書いた記事を転載します。

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アグリジェントで踊るアホ

イタリアは一番たくさん旅行した国かもしれない。サルジニア島以外はほとんどの地域を旅行し、なかでもトスカーナとウンブリア地方には何度も行ったけれど、何度行っても見切れないと思わせる国なのだ。内容が濃すぎる。

カザンのテーマは Vissi d'Arte. イタリア語で「芸術に生きる」と言う意味で、プッチーニのオペラ、トスカの歌うアリアの最初の言葉である。すべての芸術を愛するカザンにとってイタリアほど身震いする国はない。フィレンツェのウフィッツィは最高に素晴らしい美術館で、ジョット、マルティーニ、ボッティチェルリなど、10室あたりまでの絵画に深く感動するがフィレンツェについてはまた別の機会に書くとして、今日は一気にシシリー島に行こう。

 初めてシシリー島を訪れたのは1972年の夏で長靴の先端まで電車で行って石ころにはフェリーで渡った。パレルモまでは電車で行けたように思うが、そこから先はバスを乗り継ぎ、島の南端のギリシャ式神殿の遺跡に向かった。

 ところでイタリアでバスを利用するのはかなり難しい。と言うのはまず停留所が明確でないから地元の人に聞くのだが、どうもイタリア人は「知らない」と言う言葉をあまり言いたくない国民のようで、教えてくれてもにわかには信用してはいけない。必ず複数の人に聞いて念には念を入れなければならないのだ。バスの本数は少ないから万一乗る場所を間違えて逃してしまったら翌日まで待たなければならなくなるかも知れず、翌日が日曜だったら1本もないかも知れず、ホテルも無いような田舎だったら途方にくれることになる。今はどうだか知らないが70年代にイタリア旅行したころは鉄道は決して時間通りに出発しなかった。大体30分遅れである。だからたまたま時刻表どおりに電車が出ると乗り遅れる人が続出し、駅員が責められると聞いた。そんな国だからイタリアは面白いので、時刻表どおりに運行するスイスやドイツでは旅行者に子供が話しかけてくるようなことも無く、人間観察の楽しみに欠ける。

 さて、どうにかこうにか西南端のセリヌンテに着いて、神殿の遺跡の円柱の間から地中海に沈む夕陽を観て感動したことなどを書くのが今日の目的ではない。

 パリに戻って半年経ったころ、住んでいた国際大学都市の日本館宛にアグリジェントで開催される世界民俗舞踊祭への参加の呼びかけがあった。シシリア島の南部の町で世界の各地の踊りを見せようと言うのだ。ヨーロッパだけでなくアジアやアメリカ大陸からの参加があったほうがカッコイイ、だが直接日本に問い合わせる術も無いし、第一交通費などの負担など出来るわけがない。と言うことで手っ取り早い方法としてアジアと中南米の踊りはパリの大学都市の学生で調達しようと主催者は考えたのだろう。学校は復活祭の休みだし、宿泊費と交通費は支給されるから行かない手はないということで急遽、留学生日本舞踊使節団を結成した。

 僕は盆踊りすらしたこともないし他の連中だって似たり寄ったり、こんなのでアグリジェント市上げてのフェスティヴァルに参加しようと言うのだからいい度胸です。だが幸いなことにパリ在住の日本舞踊の名取りの女性がいて彼女の指導のもとに稽古を始めた。出し物は花笠音頭、東京音頭、八木節、阿波踊りである。浴衣とうちわは必須だがおかめとひょっとこの面も日本から取り寄せた。盆踊りは見たことはあるから何とかなり花笠はボール紙とカラー・ティシュで手作りでOKということで10人程度のにわか芸人の旅立ちである。

 さてアグリジェントに着くと大歓迎され、舞台はローマ時代の遺跡の上と申し分のないないシチュエーション。優雅な?花笠音頭から始まり手ぬぐい鉢巻のドジョウすくい。イタリア人にドジョウすくいが分かるだろうか?と考えつつ最後のエライヤッチャ、エライヤッチャでおかめとひょっとこの面をかぶると度肝を抜かれた反応が舞台に伝わってくる。

 まるで揃わない勝手気ままな阿波踊りは彼らにカルチャーショックを与えて無事終了した。審査の結果は同じ大学都市から参加したメキシコが第1位でわれわれは第2位だったが、東欧から参加したプロの舞踊団は一糸乱れぬ踊りだったから学生の素人集団に花を持たせようという主催者の計らいだったと思われる。

 行きも帰りも列車だったのだが、イタリアからスイスに入ったら雪景色だった。数ヶ月前にスイスのマッターホルンを見つつスキーをした感動が突然よみがえり途中下車をしてスキーをしてしまった。あまり後先考えない学生だった僕はスイスの国境までしか電車賃が無くなってしまい、国境からはヒッチハイクでパリまで辿り着いたたのである。


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Kazan

Author:Kazan

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宇藤華山(カザン)
東京芸術大学及び同大学院卒業 フランス政府留学生としてパリ高等美術学校で学ぶ。シャンソン歌詞の翻訳をしながらシャンソンを歌う。

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宇藤カザンのホームページ

英国の庭園とコッツウォルズ、フランス花景色、水彩画作品を紹介。

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