2013 / 06
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エディット・ピアフ Edith Piaf の「白衣」 "Les blouses blanches" です。

この曲はエディット・ピアフが1960年の復活のオランピアのコンサートで最後に歌った曲のようで、愛の破滅からか精神病院に閉じ込められた女の物語だが、個人的にはあまり好きになれない。
それは病院の白衣と結婚式の白いドレスを回想的にダブらせているのだが、その思い付きが安直で内容がなく、詩の内容の無さをピアフの歌唱力と演技力に期待しているように意地悪く考えてしまう。

曲の転調の妙と新しさを感じさせる旋律はあるが、ピアフは実に多くの曲を歌っているから中にはつまらない曲も多くあり、それでも彼女が歌えば彼女の声の力で説得力のある曲になってしまっている。

いずれにしろこの頃は自動車事故の後のモルヒネに依存していた時期だろうから、彼女自身が幻覚を覚え、自身の健康の不安から身につまされる歌詞の内容だった事は確かでしょう。

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Les blouses blanches  Edith Piaf  白衣  エディット・ピアフ

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Les blouses blanches  白衣     《宇藤カザン訳》

Ça fera bientôt trois années,
Trois années qu'elle est internée,
Oui, internée avec les fous...
Avec les fous...

3年にもなろうとしている
彼女は3年間も収容されていた
そう、精神病院に収容され・・・
気違いどもと一緒に・・・

C'est à cause d'eux si elle est là,
Seulement voilà, on ne la croit pas,
Mais un jour ça va éclater : la Vérité !
Alors comme elle en a assez de pleurer,
De toutes ses forces elle se met à crier :
"Mais puisque j'vous dis que j'suis pas folle,
vous m'entendez ?!
J'suis pas folle ! J'suis pas folle !! J'suis pas folle !!!"

彼女がそこにいるというのもあいつらのせいなの
それだけの理由なの、信じられないわよね
でもいつかそれは明るみに出るわ、真実が!
それで彼女は涙が枯れるほど泣き濡れた後に
あらん限りの力で泣き喚き始めた
「私は気違いじゃないって言っているのに
あなたたち聞いているの?!
私は狂っていない!私は狂っていない!!私は狂ってなんかいないのよ!!!」

...Et à chaque fois y a les blouses blanches...
Encore et toujours les blouses blanches...
Elles lui disent : "Non, vous n'êtes pas folle !"
...pas folle... ...pas folle...

・・・けれどもその度に白衣の人たちが来て・・・
またもやいつも白衣の人たち・・・
彼女たちは彼女に言うのだった「そうよね、あなたは狂ってなんかいないわ!」
・・・狂っていない・・・ ・・・狂っていない・・・

Les blouses blanches...
Elle aussi, elle en a eu une blouse blanche,
Ah non ! C'était une robe... Une petite robe blanche...
Une petite robe blanche avec des fleurs,
Y avait du soleil tout autour des fleurs,
Et dans sa main à elle, y avait une main :
Une belle main avec des doigts qui chantaient...
Qui chantaient... Qui chantaient...

Ah ! Encore les blouses blanches !...

白衣の人たち・・・
彼女も同様に白衣を着ていた事があった
ああ違うわ!それはドレスだったわ・・・かわいい白いドレス・・・
かわいい白いドレス、ブーケを持って
花々を取り囲むように陽の光が輝いていた
そして彼女の手には、もう一つの手が置かれ
語りかけるような指のきれいな手・・・
楽しげに・・・楽しげに・・・

ああ!またもや白衣の人たちだわ!・・・

Ça fera bientôt huit années
Huit années qu'elle est internée
Oui, internée avec les fous...
Avec les fous...

もうすぐ8年が経とうとしている
8年間も彼女は収容されていた
そう、気違いたちと一緒に収容されて
気違いたちと一緒に

Un grand trait sur les huit années
Tout comme si rien n's'était passé
Une nuit elle ira leur voler leurs huit années...
Tiens ! V'là la main comme le jour d'la robe blanche...
Mais pourquoi qu'elle a mis toutes ces blouses blanches ?
Non ! Puisque j'vous dis que j'suis pas folle,
vous m'entendez ?
J'suis pas folle ! Je suis pas folle !! J'suis pas folle !!!
Vous voyez bien que c'était vrai...
Moi je savais qu'elle reviendrait... la main...
La belle main qui riait... riait... riait...

8年間は矢のように過ぎ去った
何事も無かったように
ある夜彼女はこの8年間を彼らから奪い返しに行くだろう・・・
ほうら!あの白いドレスの日のような手があるわ・・・
だけどみんな白衣を着ているのはどうしてなのかしら?
いいえ!私は気違いではないって言っているのに
あなたたちには分からないの?
私は狂っていない!私は狂っていない!!私は狂ってなんかいないのよ!!!
それが本当の事だって分かるでしょう?・・・
私、それがまた戻ってくるのを知っているわ・・・あの手・・・
楽し気なあのきれいな手・・・楽し気な・・・楽し気な・・・

On s'aimera toujours...
Mon amour... Aha !
Toujours... Aha !
Mon amour... Ahaha !!...
Toujours !... Ahahaha !!!...

ずっと愛し合うわ・・・
愛しい人・・・あは!
いつだって・・・あは!
愛しい人・・・あはは!!・・・
永遠に!・・・あははは!!!・・・   

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6月22日の「音楽の日」にアンスティチュ・フランセの中庭で行われたスブリーム指導による「シャンソン・コーラス」は5曲を無事に歌い終えました。梅雨なのに雨に降られることも無く、大勢の日本人とフランス人が聴きに来ていました。

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ところでノニーとカザンはすぐに30日の大阪のアート・クラブのコンサートの準備に取り掛かります。と言っても全く初めて歌う歌は少なく、歌詞を思い出しながら練習する程度ですが、今回は僕たちが本当に素晴らしいと思うシャンソン歌手の別府葉子さんと共演できるのがとても楽しみです。彼女の歌声は本当にきれいで、ギターの弾き語りもあり、きっと楽しいコンサートになるでしょう。彼女の You-tube の「百万本のバラ」は1万7千回以上のアクセスがあるほどの人気です。

当日のプログラムの一部を紹介しましょう。

オー・シャンゼリゼ  パリの空の下
小雨降る径  バラのタンゴ
THE ROSE 花祭り  愛の讃歌
コーヒールンバ  夜のタンゴ
サンバ・プレリュード  アマポーラ
残されし恋には  甘いささやき
ラ・ボエーム  塔の囚人
サンジェルマンへおいでよ
花の季節  シェルブールの雨傘  他

関西方面の方、どうぞお出かけ下さい。アクセス、詳しい案内はこの上にあります。


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夏至の日にはフランスでは "Fête de la Musique" 「音楽祭」として夏至の日に街中のいたるところであらゆるジャンルの音楽が演奏される。

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日本では毎年飯田橋のアンスティチュ・フランセ東京(日仏学院)の中庭で「音楽の日」の催しがある。

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22日は午後から夜まで、クラシックからロックまでの様々な音楽が演奏されるが、カザンとノニーはシャンソン・コーラスで参加します。15時ごろからの予定で5曲歌います。

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もちろんフランス人もたくさん来ているからしっかりときれいに発音しなければなりません。指揮は指導に当たっているスブリームさん。

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入場無料でたくさんの音楽が聴けるのでどうぞお出かけください。

アンスティチュ・フランセ東京(日仏学院)主催「音楽の日」

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さて17日の横浜でのコンサートも成功のうちに終わりましたが、コンサートの中でスブリームさんが歌ったヴィー・ヴィオランス "Vie violence" が素晴らしかったので訳してみました。

1993年にクロード・ヌガロ Claude Nougaro の作詞でリシャール・ガリアノ Richard Galliano によって作曲されたタンゴの激しいリズムの曲です。

ヴィーとは「人生」「生活」「生・命」などで、ヴィオランスは「暴力」「激しさ」「荒々しさ」などで二つの名詞を並列しています。
そしてこの二つは対立しながらも離れがたい存在であると歌っているのですが、ヴィオランスを「暴力」と訳すか「激しさ」と訳すかは迷うところです。いずれにしろ抽象的な意味合いで、生=愛、暴力=苦悩という図式を暗示しているようです。

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Vie violence  Claude Nougaro ヴィー・ヴォイランス  クロード・ヌガロ

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Vie violence  ヴィー・ヴィオランス   《宇藤カザン訳》

Vie violence
Ça va de pair
Les deux se balancent
Paradis enfer
Vie violence
Chair contre chair
Dansent les cadences
D'un tango pervers

生と暴力
二つは肩を並べて
揺れ動く
天国と地獄
生と暴力
肉体と肉体を重ね
倒錯のタンゴの
律動に合わせて踊る

Allez viens qu'on s'y frotte
Ma colombe, ma cocotte
Si la vallée sanglote
Buvons des larmes

行きつ戻りつ漂いながら
私の可愛い人、淫らな人よ
その谷間がすすり泣くなら
涙を飲もう

Vie violence
Ça va de pair
Amour et souffrance
Jouent au bras de fer

生と暴力
それは肩を並べ
愛と苦悩は
腕相撲を演じる

La terre et l'eau
L'air et le feu
Forment un complot
Ça saute aux yeux
Sadomasos
Faits pour la pelle
Les anges là-haut
Tu t'en rappelles
Et les enfants
En tourbillon
Dans un ballet
De papillons
La vraie vie, la belle

大地と水
空気と炎は
陰謀を企て
それはサド-マゾたちの目には
一目瞭然
ディープキスが交わされれば
お前は彼方の天使たちを
思い出すことだろう
そして子供たちは
蝶々の輪舞の中で
めまぐるしく動き回る
真実の愛、美しさ

Allez viens qu'on s'y frotte
Ma colombe, ma cocotte
Tes vallées ont des charmes
Valant des larmes

行きつ戻りつ漂いながら
私の可愛い人、淫らな人よ
お前の谷間は
涙するほどに魅力的だ

Vie violence
Ça va de pair
Les deux se balancent
Paradis enfer
Vie vie oh lance
Lance-moi ton feu
Brûle-moi d'innocence
Je suis bon
Nom nom nom nom nom nom
De Dieu !

生と暴力
その二つは肩を並べて
揺れ動く
天国と地獄
生よ、生よ、おお、投げておくれ
お前の炎を私に投げつけておくれ
無垢の私を燃え尽くさせておくれ
参ったよ
こん、こん、こん、こん、こん、こんちくしょー!

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7月の14日まではコンサートが続きなかなか歌詞を翻訳する時間がありません。

スブリーム&アミカル・ド・シャンソン コンサート 横浜

次は6月17日に横浜の関内小ホールで《アミカル・ド・シャンソン》が主催する「スブリーム&アミカル・ド・シャンソン」というコンサートです。後半はスブリームさんのシャンソン・ショーで、前半はアミカルのメンバー11人が歌います。原題のフランス語の文字をクリックするとカザンの翻訳のページに行き、オレンジの文字は本人の歌唱が聴けます。

阿川建一郎 ♪ア・パリ  À Paris
上村良子 ♪冬の庭  Jardin d'hiver
村田ナオミ ♪通り過ぎてゆく男たち  Les hommes qui passent
TOKO ♪眼を閉じて  Fermer les yeux
Tomoka ♪初めての日のように  Comme au premier jour
澤健一 ♪忘れじの面影  Tous les visages de l'amour
朝倉ノニー ♪忘却  J'oublie   Oblivion
立花舞衣 ♪そして今は  Et maintenant
宇藤カザン ♪ラ・ボエーム  La Bohème
岸本真知子 ♪ジュテーム  Je t'aime
サジキ幸代 ♪ナントに雨が降る  Nantes  Nantes


先日リハーサルをしましたがそれぞれが個性的でとても楽しいコンサートになるでしょう。
後半のスブリームさんのコンサートに入る前にスブリームさんの指導によるシャンソン・コーラスで「ムーランルージュの唄」「バラ色の桜んぼの木と白い林檎の木」「コメディアン」を歌います。

Moulin Rouge
Cerisier rose et pommier blanc
Les comédiens

上記のフランス語の文字をクリックすると翻訳のページに飛びますが、コーラスはソロで歌うよりずっと難しいように思います。カザンとノニーはソロでも歌いますが、コーラスにも参加します。

後半はスブリームさんのソロコンサート。きっと楽しいショーになりますので皆さん是非お出かけください。
当日券はありますが上のチラシのメールアドレスにご予約いただければ2500円になります。

kazanuto*gmail.com (*を@に変えて送ってください。)

音楽の日 アンスティチュ・フランセ東京

さて17日の横浜でのコンサートが終わると22日にノニーとカザンは飯田橋のアンスティチュ・フランセ東京の《音楽の日》の催しとして、15時20分からの予定でシャンソン・コーラスに参加します。

クラシックからロックまで学院のいたるところに音楽があふれ、入場無料ですので是非遊びにいらしてください。

詳しい案内はこちらから→音楽の日2013  アンスティチュ・フランセ東京(日仏学院)

シャンソン研究会 大阪

6月29日(土)の15時―18時は大阪の梅田で信州大学人文学部長の吉田正明教授が主宰する「シャンソン研究会」の例会にノニーとカザンは会員ですので出席しますが、この研究発表会にはどなたでも自由に無料で参加できますのでシャンソン研究に興味がございましたらご参加ください。

会場は関西学院大学大阪梅田キャンパス(アプローズタワー10階1004号室
阪急梅田駅茶屋町口から北へすぐ梅田芸術劇場のあるビル(Tel: 06-6485-5611)
大阪梅田キャンパス 交通アクセス

研究発表内容は以下の通りです。

① 高岡優希(たかおか・ゆき)氏(大阪大学等非常勤講師)
    「トマ・フェルセン,言葉の魔術師とも評される変なヤツ」
② 黒田晴之(くろだ・はるゆき)氏(松山大学経済学部教授)
    「東欧・旧オスマン領の歌の変遷~ユダヤ人の歌を中心に考える」
③ 青木夏子(あおき・なつこ)氏(パリ第1大学博士課程修了)
    「“シャンソン・レアリスト”というジャンルの確立」

青木夏子さんは《アミカル・ド・シャンソン》の大久保例会でシャンソンを歌われていて、アミカル仲間でもあります。

ノニー&カザン 別府葉子 ライヴ・コンサート 大阪


翌日の30日(日)はノニーとカザンの大阪ライヴ・コンサートです。シャンソンとラテンの名曲のソロとでデュオを中心にステキなシャンソン歌手の別府葉子さんをゲストにお迎えして。フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、日本語で歌います。会場は大阪のシャンソニエの「アートクラブ」ART CLUBです。

ART CLUB←アクセス

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別府葉子公式ブログ   別府葉子  百万本のバラ   宇藤カザン 黒い瞳のナタリー

大阪から戻って7月5日には鎌倉日仏協会の《パリ祭》でシャンソンを歌います。曲はまだ未定ですが「パリ・カナイユ」とか「ラ・ボエーム」を考えています。

アミカル・ド・シャンソン 巴里祭 東京

そして7月14日にはアミカル・ド・シャンソンの《巴里祭》です。

毎月の例会は大久保の「シャンソン未来」に集まって歌うだけですが、夕食付きのシャンソン・パーティーです。

ご家族やお友達とシャンソンの生演奏を聴きながら楽しいひと時を過ごしましょう。とても気楽な会ですので初めての方でもピアノ、ヴァイオリン、アコーデオンの伴奏で是非歌ってください。
中華ビュッフェの食事もおいしいと評判です!

笹塚 Blue-T アクセス←こちら

宇藤カザン水彩版画展 東京

花かご

宇藤カザン水彩版画展を《アミカル巴里祭》の会場のBlue-Tで7月12日~18日まで行います。ただし13日はお休みです。営業時間は12時から20時ぐらいまでですが、前もって電話でお確かめになることをお勧めいたします。
電話番号・FAXは 03-3375-1474 住所は 151-0073 東京都渋谷区笹塚1-61-8  ホテルブーゲンビリア 1階 です。
なお会場はティールームですので飲み物の注文をお願いしています。


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ラテンのコンサートが終わりました。ラテンといってもスペイン語だけでなく7ヶ国語で歌いました。ミュージシャンたちが素晴らしく、2時間近いコンサートが歌う方としてはあっという間に終わってしまいました。

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これはカザンのソロの最後の曲の「想いの届く日」を歌っているところです。ピアノは金益研二さん、バンドネオンは北村聡さん、ヴァイオリンは石内幹子さんです。

宇藤カザン  「想いの届く日」  El dia que me quieras

初めてYou-tubeにアップしてみました。

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これはアンコールの「哀しみのラストタンゴ」を歌っているところですね。

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全ての演奏が終わってノニーとカザンが話しているところです。次は17日に横浜の関内小ホールで「ラ・ボエーム」を歌います。



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Kazan

Author:Kazan

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宇藤華山(カザン)
東京芸術大学及び同大学院卒業 フランス政府留学生としてパリ高等美術学校で学ぶ。シャンソン歌詞の翻訳をしながらシャンソンを歌う。

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宇藤カザンのホームページ

英国の庭園とコッツウォルズ、フランス花景色、水彩画作品を紹介。

http://utokazan.jp

宇藤カザンのYou-tube

ラ・ボエーム
想いの届く日
夜のタンゴ

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