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2009 / 02
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人の運命は最初から決まっていると言う人もいるが、無宗教の僕はそうは思わない。いずれにしろ僕が東京芸大に行ったということは現在置かれている状況に決定的な影響を与えたことは間違いない。

高校3年生で芸大受験を目指していたとき、担任から慶応の経済学部なら受かるから芸大の滑り止めに受けたらどうかと言われたが、全然行く気がないところを受けても意味がないから、もちろん願書は提出しなかったけれど、もう1人芸大を目指していた女子がいて、彼女は芸大受験に失敗して、慶応の経済に行ってしまった。
先日高校の1年の時のクラス会があり、悠々自適かどうかは知らないが、半分はリタイアしていて、働いているとしても出向先の役員のような仕事が多く、既に第一線からは退いている人がほとんどでした。

僕がもしほとんどの生徒と同じように普通の大学に行っていたら、企業戦士として働き、全く別の人生を送ったことだろう。それに耐えうるものかどうかちょっと想像できないのだが、同時に二つの人生は歩めず、どちらが良かったかは永久に分からない。

小さい頃、家にピアノがあったりしたら、音楽家になっていただろうことは想像できるが、戦後すぐでは小学校低学年でピアノを弾いている生徒はクラスで1人ぐらいしか居なかった。現在音楽を職業としている人でも、声楽と管楽器以外はほとんど自分の意思というより、身近に楽器がある環境にあったか、親の意思で楽器をさせられた人がほとんどで、続けられず音楽から別の職業に転向した人は数知れずでしょう。

僕の場合は、音楽家になることは全く目標とは成り得なかったので、挫折感は皆無だし、一応まだ画家を続けているので、思うような絵が描けなくても実力が足りないと思うだけで、屈折した感情を持つこともない。
だが、もし第二の選択として普通の大学に行ったら、誰かの展覧会を観て、本当は自分の方が上手く描けるのに、などと勝手なことを考えないという保障はない。学生の頃はそのうち先生よりいい絵が描けるようになるだろうと、恐れを知らぬ思いを持ってしまう程だったと思うから、、、

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ルドン「ヴィーナス誕生」

今日はドビュッシーの「月の光」です。

この曲は初期の「ベルガマスク組曲」の中の一曲だが、どうしてベルガマスクかというと色々な説があるようだが、今歌っているフォーレの「月の光」にも「マスク(仮面)とベルガマスク」と言うフレーズがあり、ヴェルレーヌの詩から取ったとも考えられる。ヴェルレーヌにしても韻によるリズムのために選んだ言葉かも知れなく、アラベスク(アラビア風)とかベルガマスク(ベルガモ風)という言葉は、フランス語の音声的にもエキゾチシズムを醸し出す効果があるように思うから、それほど深い意味はなく、単にドビュッシーが語感的に気にいった言葉かも知れない。こう考えるのは自分の絵にタイトルをつけるとき、いい加減に付けていて自分でも何と言うタイトルだったか忘れてしまうのだが、ドビュッシーとカザンを同列にしてはなんとも失礼なので、ベルガマスクには余人の伺い知ることのできない深い意味があるということにします。

ピアノで演奏された「月の光」

Clair de Lune Piano

ギターの二重奏で演奏された「月の光」

Clair de Lune by Presti Lagoya

ヴァイオリンで演奏された「月の光}

Clair de Lune David Oistrakh


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Kazan

Author:Kazan

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宇藤華山(カザン)
東京芸術大学及び同大学院卒業 フランス政府留学生としてパリ高等美術学校で学ぶ。シャンソン歌詞の翻訳をしながらシャンソンを歌う。

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宇藤カザンのホームページ

英国の庭園とコッツウォルズ、フランス花景色、水彩画作品を紹介。

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