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湖が一番美しいのは早朝です。鏡のような湖面に映る景色。特に朝靄が立ち込めると幻想的。

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山肌の赤いところはヒースだと思います。

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ヒースとエリカは同じですがイギリスではウェールズ地方の山で多く見られます。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

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グラスミアの建物が暗い感じなのは石の色のせいです。コッツウォルズのライムストーンの明るい感じに較べるとちょっと重い感じがします。

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アラカルト・サンドウィッチ・ショップ

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ピーター・ラビットの店もある。

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創業1855年のグラスミア名物・ジンジャーブレッドはしっかりとした粗めのジンジャークッキーという感じですね。

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手前の茶色いのがジンジャーブレッドです。ジャムやラムバターなんかもあっておいしそう!

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すごく小さな店です。

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小さな村なのに結構大きなガーデン・センターがある。

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観光客も思わず買ってしまうのでしょう。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

湖水地方のグラスミアは緑が多くちょっと軽井沢の雰囲気に似ていて、村のセント・オズワルズ教会にはワーズワースの墓がある。

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グラスミア湖はひっそりと静かに水をたたえています。

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セント・オズワルズ教会

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ワーズワースの墓

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ロセイ川のほとりでランチはいかが?

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牧場が広がるのどかな風景。

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牧場の奥にあるB&BのSt Oswalds Country House。こんなところに泊まりたいなあと思ったけれど満室だった。B&Bと言うのはベッド・アンド・ブレクファーストの略で一般の家庭の空き部屋に泊まる感じです。カントリーハウス・ホテルという感じのものもありますが使わなくなった息子の部屋をそのまま使うような場合もあり、子供時代の写真が飾られていたり、クロゼットを開けると衣類が詰まっていることもあります。

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イギリスのほとんどの場所で予約なしにB&Bに泊まれますが、ハイシーズンの湖水地方は空いている部屋を見つけるのが至難の業です。午後3時過ぎたらほとんど絶望的ですので予約した方が安全です。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

ジキタリス

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キンポウゲ

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ブルーベル

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ヒース

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湖水地方の町や村のハンギングバスケットやポット

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階段の2階の手すりに乗るのが好きなサーシャは眠ってしまい、階下に落ちてしまった。かなりの高さだし、平坦ではなく階段の上だから着地が難しい場所。さすがに若いネコだから怪我はなかったけれど、、、

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)


湖水地方の自然を愛した詩人にワーズワースがいる。
ウィンダミア湖を北に行き、グラスミア湖の少し手前にワーズワースの家、ダヴ・コテージがある。ダヴは鳩のことだから鳩小屋があったのか、それとも鳩小屋のような小さな家ということなのか、と思ったがもとは「鳩とオリーヴの枝」という名の宿屋だったそうだ。ワーズワースは1799年からの約10年間、彼の最も創作活動が盛んな時期に妻のメアリーと子供たち、そして彼の妹である妹のドロシーとこのコテージで過ごした。

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壁にはオールド・ファッション・ローズが絡む。

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2階の書斎だが家族での朝食などの場でもあったようだ。

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客室では泊まり客にベッドが用意された。

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ダヴ・コテージに隣接してワーズワース博物館がある。

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ワーズワースの詩の中では「水仙」という詩が特に有名ですが湖水地方のこんな水仙の群落を見たのかも知れません。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)


湖水地方に限らずほとんどのヨーロッパの自然は大自然と言うものではなく、人間の生活と共存した自然だと思う。それは森などの自然と牧場や畑などの食料生産のための場と人間の営みの場である家の3つの要素で成り立っていて、管理された自然が大部分だと思う。森についても決して野放しではなく、人が入り薪などに利用されているから無駄な下草がはびこって侵入不可能と言う森はない。イギリスでもフランスでも国土は無駄なく利用されているが、日本は山が険しいとは言え、ヨーロッパほど土地が有効利用されているとは思えない。ヨーロッパではちょっとした空き地でも羊や山羊が放され草を食んでいるが、日本では採算が取れないと言う理由なのか未利用の土地があちこちにある。さらには休耕田とかまであるのは日本の食料自給率の低さを考えれば相当問題があるのではないかと思います。

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エスウェイト・ウォーターは大きくはないがウィンダミア湖の喧騒とは違って静かで気持ちの良い湖です。

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中央の建物は湖畔のB&Bです。絶好のロケーションで誰でも泊まってみたくなります。

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湖畔の散歩道。湖水地方は駆け足で訪れるのではなくゆっくりと滞在するところです。

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空から眺めたエスウェイト湖の写真はこちらです。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

ベアトリクス・ポターが「ピーター・ラビットのおはなし」などの印税収入で1905年に購入したヒルトップの家の庭はイギリスやフランスの田舎ではどこにでも見られるもので何も変わったものはない。リンゴ、ナシ、プラムなどの果樹はどの家にもあるだろうし、のどかで平和な日常があるばかりだが、この平凡な風景を物語りにしたポターの創造力とデッサン力の素晴らしさは圧倒的です。ポターはここがイギリスで一番美しい場所と言って彼女の半生をヒルトップで過ごし、遺言で広大な土地はナショナル・トラストに寄贈された。

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ポターの家の内部はイギリスの多くのコテージガーデンと同じく、暗く、天井も低く、狭い感じの部屋だが撮影は禁止されているから画像はありません。

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部屋の内部の様子はこちらで見られます。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

ベアトリクス・ポターの家がある湖水地方のニア・ソーリー村のヒル・トップにはウインダミア湖のボウネスから船に乗って対岸に渡り、連絡バスで行くのが普通だが、いつも車なので遠回りしてホークスヘッドからエスウェイト湖沿いにニア・ソーリーに登って行く。エスウェイト湖はウィンダミア湖みたいに人が溢れていなく、とても気持ちの良いところなので歩いた方が良いですね。車で行くのはちょっと失礼かなと感じてしまいます。

ウィンダミア湖

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ニア・ソーリーはこんな感じのところでどこにも羊がたくさん。

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ヒルトップ

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ポターの家を最初に訪れたのは15年ぐらい前のことだが、日本の若い女性の団体が嵐のように来てショップが大混乱していた。そのためではないだろうがその後2回ほど訪れた時はポターの家の内部は公開していなかった。何しろ小さな古い家だから大勢の観光客が押し寄せると傷みが激しくなるから現在でも家への入場は人数の制限があるかもしれない。

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ベアトリクス・ポターの家の庭はまさにコテージ・ガーデンそのものでエントランス・ゲートから続く細い道沿いに花が植わり、家の前のポタジェにはルバーブなどの野菜が育っている。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

トピアリーの基本は遊び心だと思う。自然に育てばただの木になるものを無理にオブジェにするということは一つに「驚かせてやろう!」と言う気持ちが必ず働くと思う。何度も見ていれば驚かないが初めて見る子供などは「木がこんな形をしている!」と驚くだろう。だからディズニーランドにはミッキーやグーフィのトピアリーがたくさんある。
昨日のフォックス・ハントも自分では動くことが出来ない根の付いた植物で動きのあるキツネや犬を表現する意表がより面白くさせている。

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孔雀はトピアリーと広げた羽を花壇で表現するのが定番です。

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このトピアリーは根が地面についていなく。針金の枠の中にミズゴケなどをつめてそこに植物を植えつけたもので、スタップド・トピアリーと呼ばれるようです。

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こちらはご存知ピーター・ラビット。ピーターとマクレガーさんの畑ですね。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)



トピアリーは樹木を刈り込んで人工的な形にするもので日本庭園のツツジや庭木の刈り込みもトピアリーといえるでしょう。
一般的には下のようなコニファーを刈り込むことが多いが動物の形のトピアリーはユーモアがあり面白い。

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フォックス・ハンティング

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障害飛越も素晴らしいアイデアです。

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殺風景な壁にちょっとしたアクセサリー

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これもトピアリー?

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時が止まったような感じがある。

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絵を描く画家のトピアリー

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

2007年のツール・ド・フランスは7月7日にロンドンからスタートした。ロンドンからドーヴァー海峡を渡り、ベルギーを通って南仏を巡り、29日にパリのシャンゼリゼ通りにゴールするという壮大なレース。7月7日はプロローグでセレモニーとタイムトライアルが行われたがロンドン市内の名所を巡るコースだから大変な人出で、ハイド・パークやグリーン・パークなどには巨大なスクリーンが設置され多くの人が映像で観戦した。

トラファルガー広場のオープニング・セレモニー

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タワー・ブリッジのパレード

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バッキンガム宮殿前

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ハイド・パークでのスクリーン観戦。

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セント・ジェームズ・パークのトピアリー

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ハイド・パークにも同じものが作られた。

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さすが園芸大国。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)




石造りの家に住んでわかったのは壁の石は熱を蓄えるということだった。壁の厚さは50cm位で、熱さはもちろんだが冷たさも蓄えるから夏でも家の中に入るとひんやりとして気持ちがいい。
ヨーロッパの夏は日差しが強いのでそれなりに暑いが、木陰や家の中に入れば涼しく感じるのは乾燥していて空気が冷えていたり、石の厚い壁が外気の温度を遮っているからだろう。南仏は別だが、パリやロンドンあたりでは真夏日は大体10日ぐらいだからそれを我慢すればクーラーはなくてもやっていける。しかし車となると話は別で70年代にはクーラーの付いている車はほとんどなかったが、最近では70パーセントぐらいの普及率かな?

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だが数年に一度訪れる猛暑の夏はたまらない。夜は10時から3時ぐらいまでしかないし、石の家は長い時間照りつける太陽の熱を蓄え、夜になってその熱を室内に放出するから石釜に入っているような感じで寝苦しい。
ロックガーデンの岩も日中に熱を蓄え、夜間に熱を放出するということが植物の生育に関係がありそうでもあるが、高山では昼と夜の温度差が激しいからそういう厳しい環境に適応できた植物だけが栄えあるアルペン・フローラの称号を得たのだろう。ロックガーデンの岩はその温度差を作り出せるということなのかも知れない。

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もう一つ考えられる岩の効用は地面を岩で覆っているので根のある部分は夏でも案外涼しく、かつ水分の蒸発を防ぐことが出来るということ。地面の表面が乾燥しても水分はじわじわと地中から上がってくるものだが、あまりに急激に乾燥すると地中からの水分の補給が間に合わなくなり、植物が枯れるということになると思うが、岩は天然のマルチングだから水遣りの手間いらずで、作るのは大変だが後の管理は案外楽かも知れない。

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イギリスでは少ない渓流の風景を人工的に作り出すことは大変な憧れであるに違いない。今日の写真は2年ほど前に完成した日本風ロックガーデン。岩と植物が居心地良くなるにはまだ数年はかかりそう。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

ロックガーデンは高山植物(アルパイン・フラワー、アルペン・フローラ)をなるべく自然に近い状態で展示するというのが基本だが、必ずしも高山植物とも限らず、岩場の雰囲気に合えばなんでも良いように思う。ただ、土は少なめだから乾燥に強い植物でなければならないが、池があれば植物の選択の幅は広がる。

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ディエラマ・プルケリムムは南アフリカ原産の植物で、イングリッシュ・ガーデンで一際目立つ存在だ。ピンクが一般的だがほとんど白に近いピンクもあって、「天使の釣竿」( Angel's fishing rod)または「妖精の杖」(Fairy wand)とも呼ばれるが、なるほど、なかなか良いネーミングです。

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暑さ寒さに強いので日本でも育つようです。

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日本では岩手県の安比高原のゴルフ場一帯にすてきなロックガーデンがあるようです。新井剛さんというゴルフコース設計家が作られたのですが、今度行ってみよう!


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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)


ちょっとフランスに寄り道してしまいましたが、またイギリスに戻ります。
ウィズリー・ガーデンの続きなのですがロックガーデンはとても好きな形態です。ウィズリー・ガーデンのような巨大なロックガーデンは個人では出来ないが、どんなに小さくても石があればロックガーデンになると思う。だが自分で石を組み合わせるのは結構難しい。何だか不自然な気がしてしまい、何度も組み直すうちに腰が痛くなってしまう。ガーデニングはちょっとした除草でも腰に負担がかかるから体力勝負。

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ロックガーデンの魅力は大自然の凝縮ではないかと思う。大自然の一部を身近に取り込みたいという野望もあるかもしれない。

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水と流れを組み合わせると遊び心を充分に発揮できるが、ロックガーデンは男性向きかな?

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)


オータンのサン・ラザール大聖堂のステンドグラスは19世紀から20世紀頃に制作された。

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大聖堂の柱頭彫刻であった「ユダの首吊り」や「眠るマギへのお告げ」は現在は二階の参事会室に展示されている。

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「マギの夢」とも呼ばれる彫刻はイエスを訪れるために東方から来たマギ(博士、賢者)に天使が星(イエスの居る場所=ベツレヘム)を指差し「エルサレムのヘロデ王のもとには寄らないように」と伝える場面だが、指を触れられ目を覚ましたマギの表情が面白い。

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こちらは大聖堂の隣のロラン美術館に飾られている「イヴの誘惑」。いかにもロマネスク的な石彫でイヴがまさに禁断の果実をもぎ取ろうとしている。泳ぐような姿になっているのは限られた場所に表現するために無理をしたのではないかと思うが、それが却って不思議な雰囲気を醸し出し、生き生きとした表現となっている。

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オータンを遠望するポイントはいくつかあり、聖堂の塔を中心にした城壁と家屋のハーモニーが素晴らしいのだが、教会の手前に見える青い屋根の建物が大きすぎるのが残念。

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オータンには壁画修復家の高橋久雄氏が住んでおり、サン・ラザール大聖堂のフレスコ画の修復など、ブルゴーニュ地方の多くの壁画の修復を手がけた。フランス政府からもその功績を認められ、オータンの名誉市民でもありますが、オータンが川越市と姉妹都市を結んだのも高橋氏の尽力によるもので、写真の右端に見える聖母マリアを戴くユルスリーヌ塔に住まわれ、ユルスリーヌ国際文化センターを開設してロマネスク芸術の保護や教育活動を展開しています。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)


オータンで最も重要な建築物はやはりサン・ラザール大聖堂でしょう。12世紀前半に聖ラザロを祭るためにロマネスク様式の時代に建てられたが、鐘楼は15世紀にゴシック様式で建てかえられているので一見ゴシック建築に見える。また19世紀にはヴィオレ=ル=デュックにより修復再建されているが、西正面の有名なタンパンは1135年頃の作で、内陣などにオリジナルのロマネスク様式が感じられる。

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噴水のある教会前広場。

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ロマネスク様式のタンパンは最後の審判

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最も目を引くのはやはり魂の善悪の重さを天秤で計るシーンで、一人でも多く地獄に引きずり込もうと悪魔が天秤に手をかけているところの表現が迫力に満ちている。石を彫る職人も腕の見せ所だから気合が入ったことだろう。

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このアーチの変則的な飾りには意味があるのだろうか?

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ステンドグラスは12世紀のものではなく後世のものでしょう。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

オータンの朝市が立っている日の市庁舎前の広場。食料だけでなく衣料品や雑貨も売っているが、食料品は写真の市庁舎の地下で売られている。

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市庁舎の並びには風格のある劇場があるが、音楽会の催し物は少ない。

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フランスの広場にはたいがい戦没者慰霊碑がある。慰霊碑もアートにせずには居られないという国民性を羨ましく思う。

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屋根付きのアーケード、パッサージュがおしゃれ。

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オータン中心の広場に面してナポレオンが学んだ高等学校、リセ・ボナパルトがあります。

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オータンは紀元前の古代ローマ帝国の遺跡があって野外劇場や城壁、城門が残っている。オータンの由来は初代ローマ皇帝のアウグストゥスから来ているとのことです。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

金曜日には朝市が立つのでオータンの町によく買い物に行きました。こんな道を時速110キロぐらいで走ります。制限速度は90キロだからちょっと速度オーバー。

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40分ぐらいでオータンの町に着きます。買い物は画材屋、モチーフの花のために花屋、BIOの店で醤油、生牡蠣、刺身で食べられる魚、焼きなら売っているローストチキンなどです。
ここはオータンのメインストリート。

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お決まりのゼラニウム。イギリスで見られるセンスの良いハンギングバスケットはフランスではほとんど見ないような気がする。

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市役所の広場と地下の市場には色々なものが売っている。ピクルス類やドライフルーツなど。日本で言えば漬物屋、乾物屋ですね。乾物屋と言うのは日本では死語でしょうね。

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朝市に行った日は家に帰ってローストチキンとサラダのランチが定番。

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栗はわざわざ買わなくてもフランスの田舎では道端に落ちているので拾って栗ご飯にします。

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フランスにはブロンという種類のとても繊細な味の牡蠣があるのですが病気に弱い。そこで現在ではほとんどが病気に強い日本種の牡蠣が売られている。ブルターニュ地方が主な産地。

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帰る前に花屋に寄ります。でも地方の花屋はたいしたことなく、やはりパリに行かないと洗練した花は手に入らない。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)


ヴズレーの聖堂のテラスから見えるサン・ペール・スゥ・ヴェズレーと言う小さな村がある。ヴェズレーの修道院が9世紀ごろに出来る以前からここには女子修道院があったようです。

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かなり大きなナルテックス(玄関廊)がある。

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サン・ペールのノートルダム教会は13世紀から15世紀にかけて造られたが、ファサードの彫刻が素晴らしい。

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怪獣の形をしたガーゴイル。ガーゴイルは雨どいに溜まった水を怪獣の口から排出する役目を果たしている。ガーゴイルを支える人物はごく最近の復刻でしょう。
サン・ペールの教会もヴィオレ=ル=デュックがヴェズレーのサント・マドレーヌ大聖堂と共に1840年代に修復再建しているのだが、あまり詳しくやっても先に進まないので軽く流しましょう。

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サン・ペールのマルク・ムノー氏のレストランのレスペランスは1月に倒産してしまいましたが、現在は再建して営業しているようです。10年ぐらい前に食べた時はミシュランの三ツ星で、コースを食べきるのに3時間以上かかりました。現在の味は分かりませんが、庭付きのレストランの雰囲気は変わらないようですので写真で味わってみるのはいかがですか?レストランの向かいにはレスペランス付属のデラックスなホテルもあります。

L'Esperance←MARC MEMEAU'S CUISINEを2回クリック、Dining roomをクリック、Nextをクリック・・・と分かりにくいサイトですが・・・

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さらにデラックスな宿泊をご希望の方はアヴァロンとヴェズレーの間にあるヴォー・ド・リュニー城へどうぞ。

Chateau de Vault de Lugny

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ロマンチックなお泊りはムーラン・デ・リュア、水車のあるホテルです。清流沿いのひっそりとしたホテルで料理もおいしくお勧めです。

Moulin des Ruats

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ヴェズレーの入り口の前にあるオテル・ド・ラ・ポスト・エ・デュ・リオン・ドールは便利で部屋は良いけれどレストランはお勧めしません。

Hotel de la Poste et du Lion d'Or

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お手軽な宿泊はシャンブル・ドット、つまりイギリスのB&B、日本のペンションですね。ヤマアラシの看板のところもそうだし、黒猫の看板もそうだし色々あります。

La Palombiere

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

巡礼者が通る道には帆立貝のプレートが埋まっていて、巡礼する人はリュックに帆立貝の紋章を付けていたりします。なぜ帆立貝でしょう?フランス語で帆立貝はコキーユ・サンジャックと言いますが、サンティアゴは聖ヤコブのことでフランス語ではサン・ジャックとなり、巡礼者の目的地のスペインのサンティアゴ・デ・コンポステラはフランス語ではサンジャック・ド・コンポステルと言います。サンジャックという名前は巡礼地が先か貝が先か、帆立貝と聖書の関係など詳しいことは知りませんのでどなたかご存知の方はお教えください。
ヴェズレーからスペインのサンティアゴまで1700キロぐらいの距離ですから歩くと2ヶ月はかかります。

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横から見たバジリカ。

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後ろから見たバジリカ。

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修道院のハーブガーデン。

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小さいけれどブドウ畑もある。

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少し離れたブドウ畑からヴェズレーの丘を望む。

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ヴェズレーの丘からサン・ペール村を望む。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

ヨーロッパのほとんどの都市、町、村には教会があるから訪れた教会は数知れず。イタリアのシエナやアッシジの教会も素晴らしいけれど最も好きな教会はヴェズレーで、訪れた回数も一番多い。
シャトー・シノンのアトリエから1時間の距離だし、パリに行く時にはオーセールから高速道路を利用するからヴェズレーは通り道ということもある。
ある日「日本の方ですか?」と声をかけられた。日本人の修道士の原田さんと言う方で、彼がイタリアからヴェズレーに来られて半年ぐらいの時だったと思う。彼はオルガンやシタールを演奏するのだが、豆腐を作り、ヴェズレーの修道院仲間に食べさせているとのことで、ブルゴーニュの地で和食の普及にも努めているという訳だ。
ヴェズレーの聖堂の内部の長さは120メートルにもおよび、1000人ぐらいの巡礼者を一度に受け入れることができると言うことは中世においていかにヴェズレーの人気が高かったかと言う証だろう。
この聖堂が好きな理由はスケールの大きさもあるが何よりもその明るさだと思う。ロマネスク様式の教会は窓が小さく、内部が暗いのが普通だが、ヴェズレーは初期ゴシック様式を取り入れているので窓が大きく、また両側廊の天井が低く、身廊に直接窓がついているせいで充分な明かりを取り入れることが出来る。下の写真は内陣に近い側廊だがゴシック建築に見られるギャラリーはなくアーチの天井になっている。

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特に奥の半円形の内陣は輝くばかりに明るく、天上の世界に導かれるような感じすらある。

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アーチを支える柱の柱頭にはロマネスクな彫刻が彫られている。聖人から悪魔、動物に至るまでが表情豊かに描かれているが、近年復刻したものが多い。

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長い時間をかけて修道士、修道女が祈りを捧げている。

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この聖堂でロストロポーヴィッチがバッハのチェロ組曲を録音している。
ロストロポーヴィッチのバッハのチェロ組曲は1972年ごろにパリのマドレーヌ寺院での演奏会で聴いたことがあり、そのスケールの大きな演奏に圧倒された記憶があるが、当時はレコードに録音されてなかった。
彼にとってバッハは特別な存在で、自分の演奏がまだ不十分と考えていたのか録音する場所が見つからなかったのか定かではないが、チェロの旧約聖書とも言える組曲を録音するのを頑なに阻んでいたようにも思える。
ロストロポーヴィッチがヴェズレーのバジリカと出会い、こここそがバッハの演奏と録音にふさわしいと感じ、6曲の組曲をCDに残したのだが、建築は凍れる音楽とも例えられるようにヴェズレーの聖堂には音がなくても天上まで舞い上がる旋律に満ちているように思われる。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

ヴェズレーの正面の塔が一つしかないのは2つ建設されたものの1819年にサン・ミッシェル塔に落雷があり、その時に崩落してしまったようだ。1840年ごろのヴィオレ=ル=デュックの詳細なデッサンがあり、修復前の廃墟化した聖堂の様子がよく分かる。

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ファサードがシンメトリーになっていない教会は他にもいくつかあり、それはアシンメトリーに設計されていたわけではなく、止むを得なくそのようになってしまった場合ばかりだ。つまり建築途中で戦争が始まってしまったとか、資金が足りなくなってしまったとか、片方の塔だけ崩落してしまったとかである。塔は二つあるけれど左右で形が違うものの代表はシャルトルの大聖堂で、シャルトルの場合は建造された時代の好みの違いが別々の様式の塔にしてしまった。

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聖人の像はゴシック的です。

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タンパン(ティンパヌム)はキリストが異様に大きくバランスが悪く、線が硬い。この審判図はロマネスク時代のものではなく19世紀に再建された時のものだろうか。

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正面の扉を入ると内側にナルテックス(玄関廊)と呼ばれる部屋がありロマネスク様式のタンパンの素晴らしい彫刻が迎えてくれる。
聖霊降臨の図で光背で覆われた救世主キリストの手から授けられる聖霊の光を受ける12人の使徒。

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中央の柱は洗礼者ヨハネ。

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ナルテックスの扉を入ると明るい光に包まれた身廊が現れる。天井のアーチには二色の石が交互に配置され、それがとてもモダンな印象を与える。この段だら模様はスペインのコルドバのモスクのアーチに多く見られるが、遠くイスラム建築やビザンチン様式の影響を受けている。いずれにしろグッド・デザイン賞ものです。

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左右の塔のスタイルが異なるシャルトルの大聖堂

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

ヴェズレーの裏通り。中世の巡礼者もこの道を歩いたことだろう。

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メインストリートを昇っていくと丘の頂上の教会にたどり着く。

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教会はバジリック・サント・マドレーヌと呼ばれ、聖マドレーヌ・バジリカ聖堂ということになる。
ヴェズレーの教会は9世紀に男子修道院と共に作られ、1120年に火災を起こしたが12世紀末にはロマネスク様式の教会が完成した。中世にはマグダラのマリア(フランス語ではマリア=マリー、マグダラ=マドレーヌとなる。マリー・マドレーヌは娼婦であったが罪を許されキリストを埋葬してキリストの復活を伝える使命を与えられ、後に聖女となった。)の聖地として多くの巡礼者が訪れ、ヴェズレーは栄えたが、13世紀にマグダラのマリアの遺骸はプロヴァンスのサン・マクシマンの方が本物と教皇に認定されるに及び、ヴェズレーの巡礼者の聖地としての地位は落ちて衰退した。
さらに16世紀の宗教戦争で建物は荒廃し、18世紀のフランス革命時には修道院も破壊されてヴェズレーは忘れ去られた。
しかし19世紀半ばに作家のメリメ(カルメンの作者)が中世の建築の調査に訪れ、廃墟と化した教会のロマネスク芸術の素晴らしさを再発見し、若い建築家のヴィオレ=ル=デュックがバジリカ聖堂を修復再建した。

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19世紀に再建されたため様式的にはロマネスク的初期ゴシック様式とも言えるが、なぜ鐘楼が一つしかないのだろうか?シンメトリーを非常に好むヨーロッパ人がこれほどまでにアンバランスなままで建築を終了したのはちょっと不思議な気がする。

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ヴェズレーの教会での結婚式。

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

ヴェズレーは展望の良い丘の上にあり、中世の多くの町や村がそうであったように城壁で囲まれていて、簡単には外部から攻められないようになっている。

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こちらが裏門のような感じのポルト・ヌーヴ、新しい門という名の付いた城門で、かつて巡礼者はこの門からヴェズレーに入った。

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城門の内側から見るとこんな感じ。

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ダブル・アーチ・ゲート。

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Bonjour!

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

ヴェズレーの通りの続きです。

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クレープの食べられるレストラン。

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巨大なフジの絡まるレストラン。長い間空き家みたいな感じだったけれど5年前ぐらいからレストランになった。

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こちらもレストラン。

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これはペンションの看板だけれど「ル・ポーケピク」とはヤマアラシのことで怒りっぽい人とか気難しい人と言う意味もある。ルイ12世のシンボルでもあった。ペンションのオーナーが怒りっぽいわけではないと思うけれど・・・
ハリネズミはフランス語でエリソンだが、ヤマアラシはフランス語ではハリブタ(針豚)という感じになるようだ。

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ワイン蔵の看板。

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シャブリなどヴェズレー近郊のワインが並んでいる。

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ヴェズレーでもワインを作っている。この付近にはあまりブドウ畑はないからそれほどワインに向いている地というわけではないかもしれない。修道士たちが作り始めたのではないかと思われる。

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Cave=ワイン蔵はこちら。

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ヴェズレー産のワイン

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宇藤カザン水彩展 11月27日~12月3日 芦屋 ギャラリー藤 (阪急芦屋川駅南へ徒歩1分)

モルヴァン自然公園の一番北、つまりパリに近い所にヴェズレーの町があり、パリからは2時間半のドライブ。
小高い丘の上に広がるヴェズレーは『永遠の丘』と呼ばれているが、ここはスペインのサンチアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の出発地の一つで、小さな町なのに大きな教会と修道院がある。

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丘の頂に寄り添う建物は美しく感動的です。

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ここが町の入り口です。

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町の中から入り口の方を振り返ったところ。入り口の広場にはヴェズレーで一番大きなホテルがある。

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道は狭く、復活祭や夏休みには観光客で溢れる。

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教会まで上り坂が続きますが中ほどの分かれ道にカフェがあります。

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モルヴァン自然公園は日本の国定公園のような感じで建築制限などがあり大きな工場を作ることは出来なく、高速道路が通ることもないだろう。パリから3時間ぐらいだから東京から軽井沢や伊豆に行くぐらいの感じで、パリっ子たちのレクリエーションの地になっている。

湖がいくつかあるが湖畔に別荘が立ち並ぶこともなく、普段はひっそりとしているが、夏休みにはキャンプ地になり大人も子供も水辺で楽しむ。

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湖は人造湖でダムの堤防の上を渡ることが出来る。

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フランスは平坦な地が多いのでゆったりと流れる川が多いがモルヴァンには渓谷や滝もある。

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ゴムボートで渓流下りをする人もいる。

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こうなったら車も牛歩でついていくしかない。トラクターも良く道路を走るからノロノロ運転は慣れたもの。

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モルヴァンはクリスマス・ツリーのモミの木のフランス最大の生産地だが、生ハムの産地でもある。

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今日からNHK-TVでブルゴーニュ特集です。

10月5日(金) プレミアム10 午後10時~11時 総合/BShi
「秋のブルゴーニュ フランス小さな村の物語」

10月6日(土) 午後10時~10時44分 BShi
シャトーヌフ・アン・オーソワ村 「秋本番!狩猟祭り」

10月7日(日) 午後10時~10時44分 BShi
レジー村 「素朴な村のりんご祭り」

10月8日(月) 午後10時~10時44分 BShi
ブランシオン村 「秋のキノコづくし」

10月9日(火) 午後10時~10時44分 BShi
サヴィニー・レ・ボーヌ村 「極上のワインを愛でる」

10月10日(水) 午後10時~10時44分 BShi
サン・クリストフ・アン・ブリオネ村 「食通垂涎!シャロレー牛」

10月11日(木) 午後10時~10時44分 BShi
フラヴィニー村 「ボンボン飴と農家レストラン」

10月12日(金) 午後10時~10時44分 BShi
ノワイエール村 「世界三大珍味=トリュフの“首都”」

10月13日(土) 午後11時~11時44分 BShi
シャスラ村 「盛況!クリ祭り」

【再放送】
10月15日(月)~18日(木) 午後7時45分~8時29分 BS2
10月22日(月)~25日(木) 午後7時45分~8時29分 BS2

ブルゴーニュのモルヴァン自然公園はこんな感じの道が続く。

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そしてこんな感じの農家が点在している。

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キンポウゲとデイジーはどこにでも咲いている。そのうち牛や馬に食べられてしまうけれど・・・

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ブルーベルの咲く道もある。ロルムという町の近くで4月30日ぐらいが一番きれい。

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ブルーベルはフランス語ではジャサント・デ・ボワというがジャサントはヒヤシンスの意味で、ボワは森だから「森のヒヤシンス」ということになる。甘い香りがたまらなくいい。

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ブルーベルの中の紅一点、シレネの一種でフランスではコンパニオン・ルージュと呼ぶ。「赤いお友達」と言う感じで雑草的にどこにでも咲いている。ちょっと早く咲きすぎてしまったようだ。

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さて、何を栽培しているのでしょう?キノコ?

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栽培しているのはカタツムリ、つまりエスカルゴです。ブルゴーニュのアトリエの庭にもたくさんいました。日本のカタツムリに較べると5倍以上の大きさです。

昔は農薬を使わなかったのでブルゴーニュのブドウ畑にはカタツムリがたくさんいました。にっくきカタツムリをただ捨ててしまうのはもったいない。何とか食べられないものかと言うことで考えられたのがおなじみのエスカルゴ料理なのではないかと思う。

エスカルゴはバターとニンニクとパセリやハーブで強い味が付いているので本体の味は分かりにくい。多分ほとんど味がないのだろう。サザエの感触に似ているがサザエの方がはるかにおいしい。

カタツムリよりずっと多く厄介なのは巨大ナメクジで日本のナメクジの5倍の大きさで色はオレンジっぽいレンガ色。ナメクジは鳥なども食べないようで天敵がいないせいか増えて困るし、気持ちが悪いことこの上ないので画像は出しません。イギリスのナメクジは大きさはフランスと同じだが薄気味悪い黒っぽい灰色です。

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熱いのでピンチで挟み小さなフォークで引っぱり出して食べる。ブルゴーニュ産は少なくほとんど東欧から輸入しているようだ。

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パリの1区にはエスカルゴ専門のレストラン、モントルグイユがある。

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今日はエスカルゴな気分?

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再びシャトーシノンの城跡からの眺め。モルヴァン自然公園はイギリスのコッツウォルズ地方の景色と似ていると思う。それはなだらかな起伏が連なる地形と牧場の生垣のせいでしょう。モルヴァンでは有刺鉄線ではなくなるべく生垣を使うようにしている。

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シャトーシノンの市長だったミッテラン大統領は総選挙の度にヘリコプターでこの城跡に降り立ち、シャトーシノンで投票をしてパリに戻る。投票の模様は必ずテレビのニュースに取り上げられるのだが、別にミッテランの家があるわけでもシャトーシノンの出身でもなさそうなのになぜ?といつも思う。多分にパフォーマンス的に見え、公費の無駄使いに思えるがフランスの大統領の権限は強いからね。

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ブルゴーニュと言うとほとんどがワイン畑と思う人もいるかもしれないが実際はワイン畑の占める面積は1パーセントぐらいでしょう。大半の地は牧場、小麦畑、森林で構成されています。良いワインが獲れるには地形と気候の限られた条件が必要です。

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牧場の90パーセントでは白い牛、シャロレが放牧されています。他の肉よりも高く高級牛肉ということです。

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春から秋までは放牧、夜でも雨でも外に放ったらかし、どんなに汚くてもお構いなしだから「楽農」かも。冬は牛舎で暮らしますが、冬の間のための飼料は8月頃から牧草地の草や麦畑を刈ってロールにしてストックします。全て機械でしますので畑でも牧場でもトラクターがぽつんと動いていて人の気配はありません。特に女性は家畜の世話ぐらいでほとんど農作業をしません。

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最近では機械でビニールを巻く様になった。

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Kazan

Author:Kazan

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宇藤華山(カザン)
東京芸術大学及び同大学院卒業 フランス政府留学生としてパリ高等美術学校で学ぶ。シャンソン歌詞の翻訳をしながらシャンソンを歌う。

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宇藤カザンのホームページ

英国の庭園とコッツウォルズ、フランス花景色、水彩画作品を紹介。

http://utokazan.jp

宇藤カザンのYou-tube

ラ・ボエーム
想いの届く日
夜のタンゴ

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