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2006 / 10
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イギリスで一番有名な茅葺屋根の家はシェークスピアの妻のアン・ハザウェイのコテージかも知れない。シェークスピアの生家から少し離れているけれど観光客が絶えない。

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この家は茅の葺き替え中で古い茅葺の屋根に新しい茅を上乗せしているので厚みが増す。冬暖かく、夏涼しそう!

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材料の茅の束と抑えるための割枝。

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ハンマー、レガット、鎌、櫛などの道具。

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屋根の下方の軒から茅の束を重ねて行く。束を柳の細枝やハシバミの割枝を使って押さえて桟に固定しつつ、次第に上方へと重ねて行き、次にレガットで叩いて茅を詰め、固めながら屋根の形に整える。

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屋根のリッジ(屋根の尾根)は茅をハシバミの長い割枝で押さえ、ハシバミを折曲げたステープルで固定する。

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ハサミでリッジの模様をカットするが、この装飾的模様は「コーン・ドリー」と呼ばれ、サッチャー(茅葺職人)によって模様が異なる。かつてはコーン・ドリーは悪霊を撃退し、豊作をもたらすと信じられていた。茅葺きが終わったら最近では金網で屋根全体を覆うが、これは鳥が藁を抜いたり、屋根の中に巣を作ったりしないようにするためである。

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以上はイギリスの一般的な茅葺屋根の作り方だが、フランスのノルマンディー地方のリッジはちょっと違う。リッジには模様がなくなにやら植物が載っているではないか。

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良く見るとなんと屋根でジャーマンアイリスが咲いている。

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ノルマンディーにもかなり多くの茅葺屋根(フランス語ではショウミエールと呼ぶ)が残っているが、どのショウミエールにもジャーマンアイリスが載っている。なぜかと聞いたら、ジャーマンアイリスの根が茅をしっかり留めるからだという。なるほどね。ジャーマンアイリスは日当たりの良い乾燥している場所を好むから屋根の上は理想郷なのかも知れない。

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こちらの屋根にはなにやらレリーフが、、、ちょっと遊んでみたのかな?

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再びイギリスのコッツウォルズ地方に戻って、スタントンの新しく葺き替えたばかりの屋根です。屋根の上には藁で編んだオーナメントが、、、この家はキツネですが、キジも多く見受けられる。その次に多いのは猫、孔雀、ガチョウなどです。

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[イギリスの茅の葺き替え作業の様子はこちら]

[イギリスの教会の屋根の補修作業の模様です]

[日本の茅葺屋根・合掌造り]


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Kazan

Author:Kazan

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宇藤華山(カザン)
東京芸術大学及び同大学院卒業 フランス政府留学生としてパリ高等美術学校で学ぶ。シャンソン歌詞の翻訳をしながらシャンソンを歌う。

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