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今日は疲れたのでベンチでお休みです。

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モティスフォント・アビーのローズベンチ

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シシングハーストのトピアリーベンチ

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ゲラニウム・ベンチ

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アンティークな石のベンチ

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ニュービーホールのベンチ

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キューガーデンのベンチ

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昼寝向きベンチ

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カエルベンチ

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 10年前の日本では「なんでこの植物が日本にないのだろう?」と思ったが、今では「なんでこんなものまで日本にあるのだろう!」という驚きに変わった。
 20年前の園芸書といえば在来種の育てやすい1、2年草が中心で、タキイやサカタのカタログでアルケミラやアリッサム・サキサチーレなどの宿根草は取り寄せられたが園芸書には載っていなく、インターネットを始めていなかったので情報を得ることができなかった。もっともインターネットで調べても日本語のサイトには何も出てこなかったでしょうが、、、

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 15年前にシシングハーストの庭を訪れた時、日本人には一人も会わなかったが、最近では必ず日本人の観光客がいるどころかスコットニーやスードレーでガーデナーとして園芸作業をしている若い日本女性の姿を何度も見る。さらにはコッツォルズの目立たない小さなナーセリーで日本人の女性が苗の管理をしているのに出会ったりすると本当に驚くばかりの変わりようである。

 20年前にガーデニングという言葉もなかったころ葉山で園芸をしていると「若いのにお好きね。」と隣の園芸好きのおばあさんに言われたほどで、園芸は隠居してからするというのが普通の観念だった。

 日本の園芸事情が劇的に変わり、若い人にも興味が持たれるようになったのは「ビズ」でイギリスの庭園が紹介されてからだろう。「ビズ」でシシングハーストのホワイトガーデンが紹介されたのが93年の夏ごろだったと思うが、それを機に秘密の花園は誰もが知るイングリッシュガーデンの聖地になったのではないだろうか。

 僕がシシングハーストを初めて訪れたのが91年でそれ以来ここだけは毎年訪れているからもう15回ぐらい訪れていることになるのだが、この庭はナショナルトラストが管理しているので今でも15年前とほとんど変わらない。
 個人の庭だったら15年でかなり変化するのだがナショナルトラストは作られた庭を維持管理するのが目的だから当然と言えば当然で、変わらないということに多少の物足りなさはあるもののその完成度とホワイトガーデンの魅力にはやはり尽きぬ魅力がある。

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 ホワイトガーデンでは白い花はもちろんのこと銀色の葉の植物が多く使われていて、もちろん僕も白い花と共に銀葉もコレクションすることとなった。上の写真はアルバ・ガーデンのホワイトガーデンだがアンテミス・クパニアーナの白い花の間にアルテミシアを植えている。どちらも株分けや刺し穂で簡単に増えて広い範囲を覆うにはとても便利。

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 セラスチウム(夏雪草)は今では日本でも多く見られるが、朝霧草などと共に以前は何でないのだろう、きっと日本では育たないのだろうと思った花です。グラウンドカバーに適しているが間の雑草を抜くのに一苦労します。茎が凄く細く、水分のなさそうなロックガーデンなどで大きく広がっていく。

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 アルテミシア・ステレリアナ。キク科のアルテミシアには銀葉の種類がたくさんある。

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アルテミシア・ルドヴィキアナ

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エリンジウム

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 ラムズイヤー(羊の耳)と呼ばれるスタキスの葉も青みがかったシルバーで簡単に育つので便利です。

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カルドーン(キナラ・カルドウンクルス)と呼ばれる銀葉のアザミの一種です。

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ヒューケラ・シルバー・スクロール

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ブルネラ・マクロフィラ

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シクラメン・ヘデリフォリウム


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エジンバラのプリンセス・ストリートの花時計

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 英国王立園芸協会のウィズリーガーデンの入り口を入るといつも見事なセダムの植え込みが迎えてくれる。
 2002年はゴールデン・ジュビリー(エリザベス女王の在位50年記念の年)だったのでたくさんの花絵・花文字が作られた。
 
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花孔雀

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テディ・ベア?

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ウィーンのモーツァルト像

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 イギリスのハドスペン・ガーデンの色彩設計は素晴らしく、芸術的な創意に満ちている。

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ピンクのオダマキがフォルミウムの暗い葉をバックにひときわ鮮やか。

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 ディケントラの黄色い葉とオフィオポゴンの黒い葉とのコントラストが鮮やか。ピンクの花がアクセントになっていて心憎いばかりの演出です。

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 このアイリスは実に魅力的な色彩だが、リシマキアの暗い葉色を背景にさらに美しさを増している。

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黒い葉とピンクの花の対比が素晴らしい。

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 ここでもフィソカルパスの紫葉がアリウムやウツギの花を引き立てている。

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 カレックスの茶色い葉は一見枯れているように見えるが、とてもユニークな色彩で、合う色を探すのが難しくもあり楽しくもありのニュージーランド・プランツです。
 今日は暗い葉を巧みに使ったハドスペンガーデンから。

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 ハドスペン・ガーデンは今年は公開しません。半円形のウォールド・ガーデンの中心にあるヴェジタブル・ガーデンが花壇になったらもっと素晴らしくなると思っているのですが、果たしてどう変わるのでしょうか?来年のお楽しみです。


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 花を育てていて一番困る悪者は何ですか?イモムシ、ケムシ、アブラムシあたりですか?

 フランスやイギリスでは蝶や蛾は少ないからイモムシ、ケムシは相手にしなくてもよく、アブラムシもそれほどではない。カミキリムシもいないし花にとっての害虫がいない天国かというとそんなことはありません。

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 僕の個人的な経験では、ワーストワンはモグラで、モグラには本当に頭に来ます。きれいに刈った芝でもモグラが通れば盛り上がって台無しだし、せっかく大切な苗を植えてもモグラが荒らして苗が浮き上がり、倒れてぐったりするような想定外の被害に会うと怒り心頭に発してしまいますよ。

 モグラは地中のミミズを食べるのだが地中のどこに潜んでいるのか分からないからなかなか退治しにくい。友達のアンドレはミミズを大量に捕まえ、モグラ用の毒をまぶしてモグラ道に仕掛けていたからそれがもっとも効果的な方法なのだろうが、モグラ叩きのゲームは欧米のガーデナーが鬱憤を晴らすために生まれたに違いない。

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 ワーストツーはナメクジです。フランスのナメクジは日本のナメクジの数倍の大きさで色も気持ちの悪い赤茶色。イギリスのナメクジも巨大で色は黒い模様の灰色です。日本のナメクジやカタツムリがかわいく思えてしまうほどなのだが、ナメクジには天敵がいないみたいで鳥も見向きもしない。

 昔ブルゴーニュのブドウ畑には巨大カタツムリがたくさんいて、何とか食べられないものかと考え、エスカルゴの料理が生まれたのだろうが、ナメクジにはいまだに調理法が思いつかないようだ。

 青い粒のナメクジ退治の薬を撒けば次第に減っては行くけれど相当に厄介で気持ち悪い存在です。フランスナメクジの写真をアップするとヒンシュク(漢字変換したらあまりに難しい字だったので慌ててカタカナに)を買ってランキングクリックをしてくれなくなり、ランクダウン必至なので止めておきます。

 ホスタも大好きな植物なのだがホスタは葉の美しさが命だからナメクジに穴をあけられてしまったら意味がない。

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 20年ほど前に葉山で庭を作っていた頃にはギボウシ(この頃はクレマチスでなくテッセンといっていたくらいだからホスタとかヒューケラでは通じなかった)は種類が少なく、結構どの家にもあって白い花の美しいヤエタマノカンザシ以外には興味が湧かなかったが、イギリスの庭園できれいな葉色のホスタをたくさん見るようになって初めてホスタの魅力に目覚めた。

 特に好きなのは青い葉のエレガンスや明るい黄色の葉の品種です。

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 去年の五月にハドスペンガーデンで絵を描いていたのだが、ホスタの小径があってホスタの中に黄色いヒナゲシのメコノプシス・カンブリカと青いブルネラ(宿根のワスレナグサ)が混じっていて本当にきれいでした。

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 ハドスペンガーデンでは植物の組み合わせが素晴らしいので明日その一部を紹介したいと思います。


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 橋にも花を!

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 スイスのルツェルンのチャペル・ブリッジ

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 フランスのコルマール

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 フランスのムラン

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 フランスのアヌシー

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 フランスのカルナック

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 フランスのジヴェルニー「モネの庭」


今日は手抜き?まあまあ、そういわずにポチっと!

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 イギリスのヘルミンガム・ホールのウォールド・ガーデンの入り口です。かなり暗くなってから撮ったのではっきりしていませんが、カンパニュラ・ラクティフローラのブルーとピンクのバラとのハーモニーがロマンティックで美しかった。

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 カンパニュラは日本ではツリガネソウまたはフウリンソウと呼ばれるが、鐘の形だからヨーロッパの人にとってカンパニュラはとても身近なものとして親しみを感じるに違いない。

 教会の鐘は時を告げるため、ミサが始まる時、結婚式の喜びの鐘、葬式の悲しみの鐘など折々の機会に鳴らされる。
 フィレンツェなどの町でたくさんの教会の鐘が同時に天から降るように打ち鳴らされるのを聞くと、ああ、ここはヨーロッパなんだなと妙に感動してしまうが、鐘の音はやがて建物の壁に吸い込まれるように消えて行き、異国情緒と歴史の重みを同時に感じる瞬間である。

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 音楽で一番効果的に鐘が使われているのはベルリオーズの「幻想交響曲」で、リストの「ラ・カンパネラ」をはじめムソルグスキーの「展覧会の絵」やラヴェルの「夜のガスパール」、ドビュッシーのピアノ曲にも鐘の音が表現されている。

 「スコットランドの釣鐘草」という歌の英語の歌詞は sweet bluebells とあり、カンパニュラはあまり匂うという感じがしないのでこの歌の場合は森に咲くブルーベル、つまりシラー・カンパヌラータの野生種のことだと思われる。球根植物だから今日のキキョウ科のカンパニュラとは別の種類です。

 下のカンパニュラは壁のカンパニュラと呼ばれるもので、壁の小さな隙間にも咲く、ヨーロッパでもっともポピュラーなカンパニュラ=ベルフラワーです。

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 高性のカンパニュラ・ラティフォリアで、もちろん紫もあります。

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 カンパニュラ・カルパティカでやや大きめの花で長い期間咲き続けるので白花種をグラウンドカバーとしてたくさん植えました。

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 カンパニュラ・ラプンクロイデスはブルゴーニュの道端に咲いていました。野生の実生苗なので色々な色があり、普通はもっと濃い紫です。

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 ヨーロッパの野原に咲いているカンパニュラ・ロツンディフォリアです。この白花種をチェルシー・フラワーショーで見て一目ぼれ、何年も探し続けてエジンバラでようやく見つけました。でも小さな花なのでホワイトガーデンに植えると埋没してしまい全く目立たない。ようやく見つけたという完全に自己満足の世界です。日本名はイトシャジン。

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 カンパニュラ・バルバタの日本名はヒゲキキョウで八重花種もあります。確かに無精ひげを生やしているようでもありますね。

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 カンパニュラ・コクレアリフォリアは小さくて可愛い花で大好きだが、なかなか気難しくていつのまにか消えてしまったりする。黒に近い紫や黄色い葉の種類もありロックガーデン向きの愛すべきカンパニュラで、明るい水色の種類が特に魅力的。

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 カンパニュラ・パツラも野生的な素朴さがあり、いいカンパニュラですね。とても好きです。

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 カンパニュラ・ポスカルスキヤーナは蔓のように延びていくので壁の上に植えて垂れ下げると効果的。英語で「青い滝」という別名があり、ピンクと白花もあって大好きなカンパニュラです。

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 カンパニュラ・タケシマナは日本から来たカンパニュラで、キキョウ、ホタルブクロ、イワシャジン、ソバナ、ツリガネニンジンなど日本にもたくさんのカンパニュラがあります。

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 日本でもっとも育てやすい洋種のカンパニュラはペルシフォリア(モモバキキョウ)ではないでしょうか。ダブルの花を群植すると豪華な感じになって美しい。カンパニュラ・メディウムのカップアンドソーサーは形としては面白いが、僕としてはあまり好みでなく、他の花とも合いにくいように思われるが好きな人は多いかも知れない。


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以前書いた「壁のカンパニュラ」の記事はこちらです。


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 パリの花屋といっても色々な種類があって、トップの写真はモンソー・フルールというチェーン店でたくさんの花を店頭に並べている。

 オデオンのクリスティアン・トルチュのように有名なデザイナーの店は質のよい花を少しだけ置いていて、企業やホテル、レストランなどの活け込みを主としているが、そんな花屋の中でラスパイユ通りのGUILLON FLEURS(ギヨン・フルール)はウインドウのディスプレーもセンスがよく、白い花を多く扱っていているのがうれしい。この通りにはウェディング・ドレスのショールームが多いからウェディング・ブーケなども作っているのでしょうね。

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 白い花だけの花屋はパリの隣のブーローニュ・ビヤンクールの町に CAMELLIA BLANC(カメリア・ブロン=白椿)という店があリ、ウインドウを覗くだけでも楽しくなる。

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 シテ島のノートルダム寺院の近くにパリで一番古いといわれるフラワーマーケットがある。ガラスの屋根付だから暗い冬でもここだけは明るく華やか。

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 セーヌ河沿いのシャトレとサマリテーヌの間は園芸店とペットショップばかりが並んでいて、有名な種苗会社のヴィルモランの店もあり、歩道にも苗が置いてあるから週末には通り抜けるのも大変になる。

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 ちょっとノスタルジックな雰囲気の花屋です。

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 ちょっとややこしい植物の名前にゼラニウムがある。
日本では宿根性のゼラニウムを一応ゲラニウムと呼んでいるが英語では全く同じ発音になり、区別するためには宿根性のゼラニウムをワイルド・ジェラニウムと呼ぶ。

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 窓をフラワーボックスで飾るゼラニウムと宿根ゼラニウムでは花の感じも性質もまるで違うのにどうして同じ名前なのだろう。フラワーボックス・ゼラニウムには関心がないのだけれど、ゲラニウム(宿根ゼラニウム)は大好きで、ナーセリーに行けば新しい種類が入荷しているか最初にチェックしてしまう。

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 フランスやイギリスでは道端にポピーやオダマキなどが咲いているのは珍しくないが、ゲラニウムだって道端に咲いていることがある。もともと野生種なのだから当たり前なのかもしれないが、同じものが園芸店に行けば2~5ポンドぐらいするから道端で見つけたらまず種ができているかをチェックして採取し、移植可能な小さな苗があれば持ち帰る。

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 ゲラニウムには凄くたくさんの種類があり、魅力的なものが多いが上手に育てればかなりの大株になるものもあるし、這うように広がって行くものもある。半日陰でも育ち、グラウンドカバーとして理想的だが、もともとがアルペンフラワーであるものも多く、寒さには強いものの高温多湿には弱いでしょう。フウロソウの仲間だから風通しと水はけを良くすれば日本でも育つのではないか。

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花は小さくて地味だが花の色がたまらなくいい。

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花は地味だが銀色や茶色の葉が美しい。

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花よりも紫色の葉が魅力的。

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 種の飛ばし方が面白く、採取のときにうっかりするとバネのようにピンとはじけて遠くに種が飛んで行ってしまう。下の写真の右側の鞘は根元にまだ種が入っている状態で、左側はすべての種が飛ばされた状態です。

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明日はパリの園芸ショップに行きます。

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 五月のヨーロッパで一番目立つ花木はフジとライラックではないかと思う。次の2枚の写真はコッツウォルズ地方、ブロードウェイのハイストリートにあるフジの古木です。

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 以前にも宇藤の名前の中に藤の花が入っているのでフジはシンボルフラワーだと書いた。宇藤という姓はかなり珍しいから同じ姓の人と出会うことはほとんどないが一度だけ銀座の画廊で個展をしていたときに別の宇藤さんが時期を同じくして近くの画廊で個展をしていた。青森県の人で僕の両親は生まれも育ちも神田で祖父母も日本橋、親戚はすべて東京なので青森とはつながりはなさそうだがルーツを調べたわけではないのでなんとも言えない。

 外国人に宇という文字を説明するときには宇はユニヴァース、宇宙のことでフジはウィステリアと説明するが、日本では宇治の藤原氏が先祖に当たると冗談で適当なことを言ったりもする。

 以前飼っていた犬の血統を5代前まで調べたことがあって、アメリカの本に写真が載っていたそっくりなカナダのチャンピオン犬の血を引いていることが分かり驚いた事がある。
 フランスのボルゾイクラブに入会し、パリのロンシャンでのショーに参加したときも「シラーンの血統ね。」と言い当てられたことがあり、競走馬の優秀なサラブレッドに天文学的な値がついたりするのは遺伝の力が大きいからだろう。

 さて、ヨーロッパのフジの花のルーツは日本か中国である。
フランス語では Glycine du Japon または Glycine de Chineとなるからいつヨーロッパに入ってきたかは知らないがサクラ、モミジと共にヨーロッパに完全に定着した植物だといえる。

 ブロードウェイのフジの樹齢は200年ぐらいに思えるけれど、地下にも地上と似合うだけの根(Root)があり、同じ年数成長を続けていることになる。このフジも、家の壁を覆うような大きなバラの根もアスファルトの下でどうして生育でき、どうしてこれだけの花を咲かすことができるのだろうか?地底帝国の秘密を覗いてみたくなる。

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 ヨーロッパには100年程度の樹齢のフジはそれほど珍しくないが日本では家が持たないでしょうね。

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 チッピング・カムデンのフジ。

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 大きな庭園では藤棚もアリです。

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 フジの木陰でミツバチの羽音を聞きながら読書。
でもクマバチもよく来るからちょっと穏やかではないかも。

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最後はパリのバガテル公園のフジです。

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以前のブログの「白いフジ」の記事はこちらをクリック!

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  ハンギングフラワーバスケットなら庭がなくても花が楽しめます。今日はコッツウォルズのハンギングバスケット特集です。

 キャッスルクームの壁にかかっていたフラワーバスケット。壁の質感と上品な色彩の花が感じいいですね。

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同じくキャッスルクームのパブ。

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ボートン・オン・ザ・ウォーター。

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モレトン・イン・マーシュのホテル

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チッピング・カムデンです。

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 今日はスモークツリーです。花が終わった後の花序が羽毛状になりふわっとした感じになって煙のようにも見えるのでこの名前が付きました。花としては普通種のピンクがきれいですが、赤い葉の種類は葉の色が魅力的で大好きな庭木の一つです。

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  赤葉のプルプレウスは普通種より成長が遅いけれど赤葉の低木は種類が少ないので貴重な存在です。手前にピンクや黄色の花を持ってくると引き立ちますがいろいろ試してみると期待以上のハーモニーが生まれるでしょう。

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 白い小さな花で、花のあとのスモークもピンクのより目立たない。

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 黄色い葉のゴールデンスピリットもいいですね。秋には赤くなるので長期間楽しめます。

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ブッドレアとの組み合わせもなかなかいいでしょう。

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 園芸というのは一軒がきれいに花を咲かせるようになると隣の家でもきれいにしようと思う場合がある。伝染することはいいことです。株分けした時に植え切れなくなってもあげる場所があればうれしいし、少しずつでも花が殖えて行けば散歩も楽しくなるというもの。知らない人と知り合いになる一番いいきっかけは犬の散歩でしょうが、次に花ではないでしょうか。

 下のパリのモンマルトルのアパートの窓も花窓熱が伝染したような感じですね。最初に発熱したのはどこかな?

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 窓に飾る花の人気ナンバーワンは赤いゼラニウムで特にドイツでは圧倒的な人気のようです。

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 ナンバーツーはペチュニア。下の写真はナンバーワンとナンバーツーの組み合わせで平凡だけれど目立つことは目立ちますね。

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 イギリス人はちょっとクールな色彩が好みのようでロべりアが多く使われている。ロベリアはハンギングポットにも多く使われていてセンスのよいハンギングポットが多く見受けられる。

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 下はイタリアで見たフラワーボックス。シンプルだが壁の色との調和がすばらしい。

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 最後は華やかなペチュニアの競演です。 

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 ヨーロッパの建物にはあまりヴェランダはない。北ヨーロッパでは洗濯物はバスルームに干すのが一般的で乾燥しているのですぐに乾くが、外に干すと突然スコール(イギリスではシャワーという)が来るので無駄。田舎だと外に干す場合もあるけれど雨が降っても誰も取り込まない。突然の雨は15分以上続かないし、濡れてもすぐに乾くから傘を持ち歩く人もほとんどいない。イギリスで植物にとっていいなと思うのは晴れていると突然雨が降ってすぐに止むという繰り返しなので水遣りの必要があまりないということです。

 ロンドンの究極の花窓。「どうだ凄いだろう!」といいたげだが、水遣りが大変かも。

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ベゴニアで華やかに。

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フラワーボックスの定番の一つペチュニアです。ルドベキア、マリーゴールド、キョウチクトウも見られます。

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 どの窓でも言える事は外を歩く人に向かって見せているということですね。日本でも随分そういう意識が高くなってきました。

明日もフラワーボックスの続きです。


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 ヨーロッパの夏は乾燥していて基本的に石の建物だから蔓植物を壁に這わすのは簡単だが、日本の木造住宅では風通しが悪くなり家が傷むでしょう。またモルタルでも問題が起きそうな気がするが、最近のプラスチックの壁ではどうでしょう?
 壁に直接釘を打つわけには行かないとしてもラティスを利用すればある程度壁を飾ることができるのではないだろうか。

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キング・ジョンズ・ロッジ

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コッツウォルズ

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コッツウォルズ

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ブルゴーニュ



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 シャンゼリゼ・クレマンソーの大きなロータリーには円形の花壇があって四季折々の花が咲いている。白い花とシルバーリーフだけの時もあったし、さすがパリのセンスと思わせることが多い。

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 華やかな春。

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 夏は涼しげカラー。

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 ペチュニアの波。

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 菊の宝石。

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 クリスマスの頃は例年こんな感じ。

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 ロワール河に点在する城の中でフォーマルガーデンで有名なのはヴィランドリー城で、その刈り込みの完璧さには脱帽する。

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 イヌツゲとイチイを使って植物を不自然な形に整形していくと言うのは確かにヨーロッパの建物とは調和が取れているともいえる。空間の広がりも確保したかったに違いない。

 ひとたび刈り込みの面白さに取り付かれると、だんだんエスカレートして編み物のようなノットガーデンができたり、鳥や動物の形に刈り込んだりするようになったのでしょう。確かに庭には遊び心も必要だけれど相当に時間のかかる遊びですね。

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 ヴィランドリーでは野菜畑もフォーマルにしてしまえ!という徹底さ。

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 野菜ではさすがに地味なので、最後にアンジェ城の周囲のカラフルな花の植え込みでお楽しみください。

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明日はパリの花壇です。



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 ヴェルサイユ庭園のフォーマルガーデンを訪れた人は多いと思う。ル・ノートルの設計による庭園のスケールはとても大きなものだが、スコットランドにあるドラモンド城のフォーマルガーデンもまた素晴らしい。

 ヴォー・ル・ヴィコントの庭園でもドラモンド城でも完全なシンメトリーですが、日本庭園はアシンメトリーが基本だと思うからここが一番違うところでしょうね。どちらの民族にとってもそれが落ち着く形なのでしょう。

 スコットランドは涼しくて太陽の光も弱々しいので葉の色がイングランドよりも明るく軽い。庭園の中で目立つベニバスモモもひときわ鮮やかで、遠くに広がる森の手前には銅葉のブナが植わっている。

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城のテラスから見下ろすと完璧なまでに管理されていてこの世のものとは思えないような世界が広がっている。

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 ル・ノートルの設計によるヴォーやヴェルサイユは花を排し古典派のハイドンの音楽のような格調があるが、ドラモンドは刈り込んだイヌツゲの中に鮮やかな花を配してロマン派のメンデルスゾーンの音楽のように明るく華やか。そういえばハイドンはロンドンに長く滞在し、メンデルスゾーンは「スコットランド交響曲」を書いていますね。

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 7月にスコットランドの庭園を巡るツアーを企画しました。スコットランドの北の果てにあるインヴァユー・ガーデンやスカイ島にも行きます。詳しくはホームページをごらんください。



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 フランスのフォーマルガーデンはイタリア庭園から影響を受け、ルイ王朝時代に開花した。そのもっとも素晴らしい例がヴォー・ル・ヴィコント城で、同じル・ノートルの作によるヴェルサイユに較べると規模は小さいかも知れないが完成度はこちらの方が高いと思う。

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 刈り込みに強いイチイとイヌツゲを使った幾何学的な模様は、初めて見る人を驚かせたに違いない。そして同時に自然をも征服することができるという王のプライドを満足させるものでもあっただろう。

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 曲線に対する美意識の高さとその扱いの巧みさはラテン民族の真髄でしょう。

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庭の側面には季節によって花が植えられていますが、花はほんの脇役でしかありません。

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 ロンドンの北にある英国バラ協会のバラ園はあまり面白くなかった。バラは少なくはないのだけれど、庭園としてのデザインが平面的でつまらない。パリのバガテルバラ園はデザインはいいけれどアーチなどが多くないのが残念。

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 だがパリ近郊のライ・レ・ローズバラ園はデザインが立体的で格調があり素晴らしく、僕にとってのナンバーワンのバラ園である。

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 見ごろは例年6月5日ぐらいからであまり遅いと枯れた花がらが混ざってきれいでなくなる。これだけバラが多いと手が回らなくなってしまうのだろう。
 シシングハーストはいつも完璧だけれど、モティスフォント・アビーは全然花がらを摘んでいないので遅めに行くとあまりきれいでない。

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 ライ・レ・ローズのバラ園にはパリのベルエポックを偲ばせる雰囲気がある。

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 バラについては言葉にするのが難しいのは既にその魅力について誰もが知っているからでしょう。今日は全然文章を書く気になれなく、ベンチで昼寝をしていたい気分です。

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 パリのブーローニュの森の中にあるバガテルバラ園です。
公園の中は広くてワイルドガーデンには孔雀が放されています。

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 6月にはたくさんの人が訪れます。
ほとんどフランスで作られたバラで、あでやかな濃い色の花が多いように思われます。

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バガテルに咲いていたフランスらしいバラの写真をどうぞ。

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サンタ・カタリーナ

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アレクサンドル・ジロー

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デスプレ

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フランソワ・ギヨ

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ママン・チュルバ

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ブリーズ・ヒル

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スーヴニール・ダドルフ

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 シシングハーストの庭園を訪れるときはいつもキング・ジョンズ・ロッジというB&Bに泊まることにしている。

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 オーナー夫妻はロマンチックガーデンだと言っていて、どの部分をとっても美しいが特にワイルドガーデンは秘密の花園に入るようだ。

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 イチイに囲まれた入り口を入るとマーガレットが咲く草むらに出る。ニュードーンやソフトなピンクのバラのアーチが続き、アーチの奥には彫像がある。

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 木には蔓バラが絡まり、朝もやが立ち込めると幻想的な美しさ。

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こんなにバラに絡まれた木は日照量が減少し、うれしくないだろうなあ。

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キフツゲートとコレット

 コッツウォルズにキフツゲート・コート・ガーデンというのがあって、女性が三代にわたって庭を作り続けている。名前のキフツゲートというのは蔓バラの名前で一重の小さな白い花をたくさんつけます。

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ポールズ・ヒマラヤン・ムスク
 
 おそらく80年ぐらい前に初代婦人がキフツゲートのバラを植えたのだろうから、バラって一体何年生き続けるのでしょうね。20メートル以上の高い木を占領して絡みつき、木全体を覆うように咲いていました。このバラの生育力は凄くて1年に7メートルぐらいは蔓が延びるのではないかと思われる。

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ポールズ・ヒマラヤン・ムスク

 ブルゴーニュに移って憧れの蔓バラを植えよう!ということで、家から離れたところに植えたのだが、あまりの成長の早さに支柱が追いつかなくて地面を這ってしまった。
 これでは蔓バラの意味がないので別の場所に移そうとしたら、根も太く育ってしまっていて、根を鋸で切らずに掘り起こすのは不可能だった。地上が凄ければ地下でも同じドラマが演じられているということがよくわかりました。

 キフツゲート・コートのバラを見てからだったら庭の真ん中なんかに植えなかったと思うけれど、カタログの説明と花の写真を見ただけではどこまで大きくなるのか想像がつかない場合もありますよね。

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ボビー・ジェームス

 だから僕としてはあなたの庭にキフツゲートを植えるのをお勧めしません。100年間も蔓が延び続けたらあなたの次の世代の人が管理が大変とぼやくかも知れないし、家がバラで占領されてしまうかも知れない。

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ボビー・ジェームス

 蔓バラは実際に咲いているところを見て、できれば育て方を聞いてから購入した方がよさそう。
 伊豆で空き地にナニワイバラが木に絡まって咲いていたけれど誰も人がいない雑草の中でも咲くということは相当の生命力があるということですね。

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アデレード・ドルレアン

 パリでバラ園というとブーローニュの森のバガテルバラ園と近郊のライ・レ・ローズローズがあります。ここで見て気に入ったのがボビー・ジェームス、ポールズ・ヒマラヤン・ムスク、アデレード・ドルレアンです。花房が花の重みで垂れ下がる感じがなんとも言えず魅力的。

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ライ・レ・ローズのバラのアーチ




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 今日は好きなバラについて書こうと思うのだが、おそらくほとんどのブログの読者が一番好きな花だろうし、バラに関するホームページもたくさんあって、バラの品種や栽培については僕より詳しく知っている人は星の数ほどいるから僕が書くことは何もないようにも思えるし、、、でも書きはじめたら止まらなくなりそうでもあるのでちょっと躊躇してしまう。

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 20年ほど前に葉山で庭を作っていた頃、いろいろな花を育てていたが、バラは1本もなかった。バラのコンテストに出品している近所のおばあさんの話を聞くとなにやら育て方が難しそうで、消毒までして育てなくてもいいやと思い、最初から諦めていた。

 その頃からバラは描いていたから花屋には3日に一度は行って絵に描くためにバラを買っていた。花屋のバラで困るのは茎がまっすぐなこと、つぼみ、開きかけ、満開の状態のバラが必要なのにすべてのバラが同じ開き加減になってしまう、冷蔵されたていたバラを暑い室内に置けばすぐにだめになり、冬は開かないまま枯れてしまう、描き上がらなくて買い足しに行くともう同じバラは売っていないなどの不満があった。

 バラ栽培農家としては茎が長くてまっすぐで均質なバラつくりを目指すのに絵を描くほうとしては、茎が曲がって、花も葉の形もばらばらで虫が食った葉でもいいというのだからバラに対する思いが根本的に違うのだ。いくら美人でも直立不動の姿勢じゃ絵にならない。
 こうなったら自分で育てるしかないということでフランスに移住することにした、と書くとちょっとオーバーなのだが大きな理由の一つではある。

 庭がなければ話にならないからパリ市内はだめで、郊外の庭付きの家に移り住んだがどの家にもバラは咲いていたし、最初からバラの株はあった。パリ郊外の家は庭も広かったが林に隣接していて敷地にも大きな木がたくさん植わっていたため日当たりが悪く、もっと広く日当たりのよいところへと思ってブルゴーニュの田舎に引っ越すことにした。

 シシングハーストのホワイトガーデンを見て感動したから、最初にブルゴーニュの庭に植えたのは「決して病気にならない」とカタログに書いてあったアイスバーグを10株ほど注文した。だからアイスバーグは初恋の人であり、今でも一番好きかも知れない、、、、、かもしれないってことは他のバラへの浮気心を抑えることができないということで、アイスバーグさんには申し訳ないのだけれど好きなバラがたくさん出来てしまって、、、、、

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 アイスバーグは英語で「氷山」という意味だが、フランスでは「雪の妖精」になり、ドイツでは「白雪姫」になると思った。純白ではなくつぼみはピンクがかり、開いていく途中はクリームとグリーンとピンクを感じることができ、実にデリケートな美しさ。

 ブルゴーニュに庭には一季咲きの、素晴らしい香りのピンクのバラがあって放っておいても地下茎でどんどん広がる、ということは接木をしていないということになるのだが、肥料も全くあげなくても良く咲くし、「バラってこんなに簡単だったの?」と調子が狂ってしまった。

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ペネロープ

 その後ペネロープとかヘリテージとか色々なバラを植えたが一度も消毒したことがないのに病気になったバラは一株もなかった。フランスではバラはどの家にもあるありふれた簡単な花となり、逆にモミジなどには神経を使うことになる。

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シシングハーストのダスキー・メイデン

 アイスバーグと共に好きなのがダスキー・メイデンでセミダブルの暗いビロード状の赤なのだが、暗く赤い色の花はすべて欲しくなってしまうほど好きなのにゼラニウムのような明るいはなやかな赤には全く関心が持てない。
 シシングハーストのコテージガーデンに素晴らしい株があるが成長が遅く、ハドスペン・ガーデンのダスキー・メイデンもなかなか大きくならない。ビロード状の花弁に光が吸い込まれてしまうせいか何度写真に撮ってもきれいな色が出ない。

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 次に好きなのがロンドン郊外の園芸店で一目ぼれしてしまった青っぽい紫の花だが、「ラプソディー・イン・ブルー」だと思う。買ったときあまりに覚えやすい名だったので名前を記録しないうちに名前が曖昧になってしまったけれど、この花もセミダブルでビロードがかっているから、僕はどうもセミダブルの花に一番弱いみたい。惚れ惚れするような色で、やはり大好きな「バフ・ビューティー」の隣に植えたが、やはり写真でバラの美しさを伝えるのはすごく難しい。

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バフ・ビューティー

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ラプソディー・イン・ブルー



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 アリウムはラテン語でニンニクを指し、ニンニク、ニラ、ネギ、エシャロットなどはアリウムの仲間で葱坊主のような形の花が咲きます。

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 丈が1メートル以上になり花が子供の頭ほどになるアリウム・ギガンテウムはかなり以前から園芸のカタログに載っていたが、そんなに大きな葱坊主を植えたって他の花と合わないから興味を持てなかった。
 しかしホワイトガーデンにチャイブの白花種を植え始め、スペインで道端にかわいいアリウムが咲いているのを見てからは白花のアリウム・ギガンテウムも植えてみたくなったのだが、咲いたギガンテウムはややくすんだ白で、球根の値段が高かった割には効果がなく、やはりアリウムは紫でなければと思った。

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普通のチャイブと白花種

 白い背の低い花だけでは単調になりやすいから高さの演出が必要で、エレムルスやガルトニアなどの高性の球根植物は一年草や宿根草とは個性が異なり貴重な存在です。

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アリウム・アフラツネンセとパープル・スモークツリー

 さて、アリウムのもっとも印象的な使い方はコッツウォルズのバーンズリーハウスのキングサリの小径で、黄色のキングサリと紫のアリウムのコンビネーションの素晴らしさにはため息が出る。印象の全く違う二つの植物の組み合わせて言葉では表現できないようなマジカルな世界を作るという園芸の極致がここあると思う。
 91年にローズマリーさんが亡くなってからバーンズリーハウスガーデンは閉園され、どうなるのかと思っていたら向かいのパブが買い取ってマナーハウスホテルになった。

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 シシングハースト・ガーデンに咲いていたアリウム・クリストフィーは背は高くないが巨大な葱坊主となります。濃いパープルのケシや花に同じようなパープルが入るリーガルリリーとのコンビネーションマジックがここにもありますね。

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下の写真はカラフルなアリウム・フラブムと葉の色がきれいなアリウム・カラタヴィエンセです。

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 アリウム・ロゼウムとアリウム・セルナム・カンパヌラータもかわいいですね。黄色い花のアリウム・モーリーというのもあります。

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 セアノサスはカリフォルニア・ライラックとも呼ばれ、アメリカの西部地区に自生していたものだが、鮮やかなコバルト・ブルーの花がとても目立つので人気のある花木です。

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 カリフォルニア・ライラックと言っても普通のライラックとは全く別の種類で、ヨーロッパで一般的に見るセアノサスには鮮やかなブルーの花がびっしりついて、葉が小さく艶のあるタイプと、中型の葉で花が明るいブルーかピンクものとに分かれる。

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 この二つは樹形も違って、鮮やかな濃いブルーの花の方は刈り込んでも美しく、ベージュの石の建物や壁に沿って植えると映えますが、花も葉も明るいタイプは自然な形で庭の中央に植えた方が引き立つでしょう。梅雨に弱いので日本では鉢植えで栽培することが多いようですが、ヨーロッパでは4メートルぐらいにまで育ちます。

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セアノサス・シルシフロルス

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ピンクの花のマリー・サイモンは葉が明るいグリーンで茎も少し赤みがかっています。

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 5年ほど前の冬に日本に滞在していた折に「伊豆コテージガーデンクラブ」と「庭のきれいなペンションのグループ・BGL」を立ち上げました。
 ガーデニングクラブは伊豆高原を中心とした園芸愛好家の集まりで例会で苗を交換したり、園芸技術の講習会、庭園見学、オープンガーデンなどの活動をしています。

 一方BGLグループはイギリスにBBGLという庭を愛するB&Bのグループがあり、庭園を訪れるときはできる限り庭のきれいなベッド・アンド・ブレックファーストに泊まるまるようにしているのですが、日本にもそういうグループがあってもよいのではないかと考え、全国の花のきれいそうなペンションに呼びかけました。

 どちらも設立しただけで、運営などは伊豆高原の{アヴォンリー」の前田さんが中心になさっているのですが、庭を愛するペンションの会員も少しづつ増え、花のコンクールで優勝しているところもいくつかあります。
 五月はもっとも花が美しい季節ですのでどうぞお出かけください。またもし花のきれいなペンションをご存知でしたらお教えくださればうれしく思います。

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 イギリスではバラはキング、クレマチスをクイーンに見立てるが、フランスではバラは女性名詞なので女王になり、クレマチスも葉も女性名詞だから男の出番はなさそう。

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 ところでクレマチスの絡みかたって面白いですね。蔓が絡むのなら分かるけれど葉の茎の部分が絡む植物は多くないように思うのです。しかもかなりしっかりと巻き付く。

 クレマチスどうしが変に固まってしまったので絡みついた茎を別の場所に誘導しようと、葉をハサミで切るのは忍びないので折らないように解いたりするが、複雑にしっかり絡んでしまっているとなかなか大変。
 これもクレマチスが生き残るための知恵なのでしょうが、目があるわけでもないのに良く絡みつくことができると思いませんか?

 受粉をミツバチなどに頼るとか、種を遠くに飛ばす方法とか、食べられないように棘や毒を持つとかという自然のシステムの観察も面白く、植物の中には小さなオドロキがいっぱいあります。

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 大輪咲きのクレマチスがあまり好きになれないのには訳がある。

 ニュードーンというバラはシルキーなピンクとちょっと不揃いな花の形が好きなのだが、紫のクレマチスを近くに植えたところクレマチスがあまりに大きい花を咲かせ、控えめなニュードーンが目立たなくなってしまった。

 バラをはじめほとんどの花は日本でよりヨーロッパの方が大きく咲く。芍薬が咲いているかと思うとバラだったり、オリエンタルポピーなども巨大な花になる。
 クレマチスも日本で咲かすよりも花が倍以上の大きさにはなるので大きすぎてかわいくないというか、他の花とのバランスが悪くなるような気するので中輪種ぐらいがちょうどよいのだ。

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 それではなぜヨーロッパでは花が大きく咲くのだろうかと考えてみると、もともとはバルカン半島原産の花だから土壌も気候も合っている。冬が長いからその間に根が充分に成長して体力を蓄えられるということもあるが、一番の原因は日が長いことではないかと思う。

 緯度が高いので夏至の頃は夜が5時間ぐらいしかなく、長い時間花が太陽の光を浴びている結果花が大きく育ってしまうのではないかと考えるのだがどうだろう。
 空気が乾燥しているので色も鮮やかに出る。

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3月と4月の花便りはこちらをクリック!


 バラが咲き始め、たくさんのバラの絵を描く季節になりましたので、しばらく旅のブログはお休みさせていただきます。
 ブルターニュ、アルザス、プロヴァンス地方の旅は少しづつホームページの方にアップしていきますのでそちらでご覧ください。こちらのブログは花便りのブログとして継続されますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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 バラとクレマチスの組み合わせはひときわ美しい。腕を伸ばしてバラにからみ、バラを引き立てる。音楽で言えばソプラノのアリアとオブリガート・チェンバロのように、お互いに絡み合いながら妙なる世界を形作る。
 色彩というものは単色では美しいとも汚いともいえない場合があると思うが、2色以上が組み合わさるとお互いの色が響き合い、単独では汚いと思われた色が相手の色を活かしたり、きれいな色どうしでも殺しあったりすることがあるから不思議な世界だと思う。
 絵を描くとき、色の組み合わせを画面の中で探し続け、庭では花や葉の色と形や性質を考えながら、さらには数年先までも予測しながら植物の配置を決めていくが、思うような効果がない場合もあれば、自然の力によって期待以上の効果を発揮する事もあるから園芸の世界は実にマジカルである。
 バラとクレマチスの相性がいいのはバラの存在感を邪魔せず軽やかに舞うようにまとわりつき、色彩もあまりかけ離れすぎず、なおかつバラにはない色も持ちあわせているということだろう。

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 オールドローズのコレクションで有名なイギリスのモティスフォント・アビーのバラ園の壁に黄色いクレマチスが咲いていた。白から紫までのグラディエーションが基本のクレマチスに黄色があるというのはちょっと驚きで、紫の花が突然変異で白くなることは良くあるけれど、黄色と紫は遺伝学的にも遠い存在なのではないかと思われるのですがどうなのでしょう。
 何はともあれ黄色いクレマチス・タングチカは珍しかったのですぐに買い、ロンドンでは丈夫に育ちました。花(ガク)が散ったあとの羽毛状になっためしべの形もなかなか面白い。

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 この美しいクレマチスはアルピナ・フランキーだと思います。色も形も素晴らしいですね。

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クレマチス・インテグリフォリア系

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 このクレマチスはビチセラ系でヴェノーサ・ヴィオラセア。

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ビチセラ系ルブラ

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 青が美しいクレマチス・ジャックマニーです。

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 クレマチスは1000種類以上あるといわれ、日本原産のクレマチス、ハンショウヅルも魅力的ですが、日本でもたくさんの洋種のクレマチスが手に入るようになりました。
 僕が特に好きなのは原種に近い小輪のアルピナ、マクロペタラ系とかインテグリフォリア系ですが、中輪のビチセラ系も大好きなのです。

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アルバ・ラグジュリアンス

 最初にシシングハースト城のホワイトガーデンを訪れた時、中央の蔓バラが満開で、圧倒されてしまい、あまり注意深く周囲を見なかったせいもあるかも知れないが、ホワイトガーデンのクレマチスには気がつかなかった。
 7月に入っていたから花は終わっていたのだろうが、その後毎年シシングハーストを訪れているうちに、ホワイトガーデンのアルバ・ラグジリアンスに気がついた。このクレマチスはビチセラ系で花弁(ガク片)の先端にグリーンが入るし、名前にアルバが入るからとても気に入って庭に植えたが、グリーンが入り、花弁がややねじれているが故に花があまり目立たなく、浮き出て来ないところが好きです。
 ところでアルバAlba、アルブムAlbum はラテン語で白を意味する単語で、よく白い品種の花の名前についていますね。白い花を集めようと思ったのでブルゴーニュの庭をアルバ・ガーデンという名にしたのです。

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ミヌエット

 イギリスのウィズリーガーデンにはかなり大きな苗売り場があってクレマチスの苗も50種ぐらいはいつもある。見ればあれもこれも欲しくなってしまうが、ポットは12インチ以上でかなり大きくて重く、支柱もかさばるのでどれを諦めるかいつも悩みます。

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 1980年代に葉山のアトリエの庭に洋風の庭を作っていた頃、春と秋に3社から種苗のカタログが届き、さて今度は何を注文しようかと、庭の状況と予算を考えながらあれこれ思いをめぐらすのが楽しみだった。園芸をやっている人なら誰でも同じように悩み、楽しむのだろうと思う。

 その頃クレマチスといえば紫の「ザ・プレジデント」、白い「マダム・ヴァンホーテン」、赤い「クリムソン・キング」ぐらいで、あとは和種のテッセンが5種類ぐらいしかカタログに載っていなかった。
 バラを栽培する人も限られていて品評会に出すモダンローズを鉢植えで栽培している人が一人いたけれど散歩をしてもあまりバラとは出会わなかったように思う。

 90年代に入ってガーデニング・ブームが起きるとオールド・ローズ、イングリッシュ・ローズと共にクレマチスも色々な種類が入ってきて、今ではイギリスと同じくらいの種類のクレマチスが手に入るのではないかと思うほどになった。一時ほどではないにしろガーデニングは確実に定着したと思われ、植物の選択の幅が広がったことはうれしいかぎりです。

 知人を通して知り合った玉崎さんと言う園芸家とロンドンで落ち合ってチェルシー・フラワーショーを見たのだが、その時彼が「時間のある主婦にはかなわない。」と言っていた。
 雑誌などに登場し、自宅にロックガーデンを作って植物にすごく詳しい彼でも「主婦にはかなわない」と言うのだ。

 彼の場合、造園会社の仕事に追われ、自分の庭まで手が回らないという意味なのかなと思ったが、園芸の作業は切りがなくあるし、時間をかければかけるほど完成度が高くなるのも事実で、バラやクレマチスを栽培しているのは90%ぐらいの割合で主婦なのではないかと思われる。

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 実際、バラに関するホームページを管理しているのもほとんどが女性で、たくさんの種類のバラの画像を載せていて育て方にも詳しいので、バラの品種名や病気についてはあまり詳しくない僕としてはおとなしくしていようと思う。
 フランスでもイギリスでもバラは病気知らずでとても楽に育ってしまうので、病気の名前すらピンと来なく対処の方法もあまり知らないのです。

 園芸に限らず日本の文化を動かしているのは女性であって、男性は気力的にも体力的にも趣味に費やす余裕がないというところなのでしょうか。ヨーロッパの場合園芸、食事、旅行、観劇など男女同数だが、日本の場合は女性が優位に見え、僕の絵のお客さんも80パーセントが女性です。

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 さて今日は人気のクレマチスです。フランスで始めてクレマチス・モンタナが咲いているのを見てこんなすごいクレマチスがあるのかと驚いた。屋根や木を覆って無数の花が咲いている。

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 去年の5月にイギリスのハドスペンガーデンで写生をしたがモンタナが滝のように咲いていた。モンタナの下に蔓バラが、その下にアリウムやオダマキ、その下の池の上にはまた別のバラが咲き、さながらシンフォニーのようでまさに花の饗宴という感じだった。

 通りがかったオーナーのノリにそのことを言うと彼はとてもうれしそうな表情を見せたが、彼も音楽を目指していたからだ。
 池を挟んだ木立にはピンクのモンタナが絡み、その下には様々な色のオダマキが咲いていた。
 ハドスペンガーデンは今年1年は閉園し、多分大幅に庭を変えるのだろう。
来年が楽しみです。今日の写真はすべてハドスペン・ガーデンのモンタナです。

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Author:Kazan

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宇藤華山(カザン)
東京芸術大学及び同大学院卒業 フランス政府留学生としてパリ高等美術学校で学ぶ。シャンソン歌詞の翻訳をしながらシャンソンを歌う。

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英国の庭園とコッツウォルズ、フランス花景色、水彩画作品を紹介。

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